もどかしさと、追想と。
素直になれない自分と、どこかシンクロするような錯覚を覚えながらはじまった。
彼女らを足して二で割ったようなワタシ。
それぞれにどことなく自分をみていた。
誘われていった劇場。
あわよくば寝てしまおうかとすら思っていたけれど、結局最後までしっかり観ていて、なんなら後半ちょっと泣いてた。
ただただ、2人で過ごした時間が羨ましくて、自分にもあった昔の記憶がよみがえる。
あの頃は夢中で楽しかったなぁとぼんやりと考えながらスクリーンをみつめる。
心のどこかで
いずれは終わる時間
そんな意識を持ちながら
泣きそうなエンディングをチラリと頭の片隅に想像する
案の定。
でも想定外な最後。
描かなければよかった
出なければよかった
大切だから
大好きだから
今だから
出てきた言葉
もどかしさと 切なさが入り混じる
描かなくても
出なくても
出逢ったのだとしたら
描かれたもしもの世界の彼女らも
また2人で絵を描いていたのだろう
不思議な高揚感とやるせなさと懐かしさと
妙な感覚を覚えながら帰路についた
ジブリよりもこの映画を金曜ロードショーでやってほしいなぁ
そんなことを思いながら
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