親が終活を迎えて感じているコト
70代になる親は「終活」を始めていた。
不動産、葬儀、金銭などをどうして欲しいのかを言い始めたのが約2年前。
不動産については、かなり時間がかかったものの、親の納得のいくように完了した。
葬儀はしてほしくないことが多く、いろんなことを言ってはいるが、意向に沿うようにはしたいけれど、そうもいかないことも出てくるだろう。
その時が来れば、なんとかしなくてはならないので、考えすぎないようにしている。
金銭は今まで話したことはなかったが、赤裸々に話を聞いた。
詳細は書ける内容ではないので割愛させていただくが、経験値として「終活」というワードは違う表現がなかったのかしらと思うが、訳すと「END OF LIFE」になるのもなんだかネガティブなイメージになるんだよなーと萎えてくる。
親の終活に向き合うことで、子どもとしてはありがたいなとも感じた。
いやいや、「手続き」と言うものは非常にややこしい。
お金もかかってくるから、親に早くから着手してもらっていたのは本当に助かる。
突然、その日が来たとしたら、できるのか?という問題もあるから、事前にしてもらえてよかった。
手続きをしていくという流れにおいても、労力は相当なものだ。
なので、特に不動産がある場合は早めに手続き方法を調べて、やったほうがいいと強く思う。
もちろん、親が亡くなった後に手続きはできるが、とにかくややこしくなるのだ。
親が離婚している、国籍が違うなどがあると、本当に大変になるので、該当する方がいらしたら、少しでも調べてみてもいいと思う。
わたしの場合、親が子どもに迷惑をかけないようにと始めたのだ。
家庭として、うちは開放的というかなんでも話す風潮があったので困ることもあったが、今回は助かった面もあった。
例えば、親が亡くなったら本人の口座が凍結されると聞いたことがあったので、直接窓口へ本人以外の家族と行ってみたら、現在の手続きは本人との関係の証明があればいい。
もし、亡くなった後のことを確認すると、凍結されはしないとのことだった。
しかしながら、こういった話をしていくのは、少しばかり気持ちが落ち込む時がある。
終活はしてもらえると助かる部分と、メンタル面でへこむ部分もあるなと実感。
親がいつかはいなくなるのは理解できているが、近づいてきていることを認めているようでなんだか複雑になる時がある。
どちらかといえば、自分では冷静に構えているのではないかと感じていて、姉妹がいるがそちらの方は少し動揺しているところが伺える。
その差は同居していることにありそう。
常に近くで暮らしているから、現状を把握しきれているのとは違うのであろう。
世代交代というのも感じており、いつかは自分も次世代へと繋いでいくのだと思うと、50代の今からでもいいのかなと思い始めている。
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