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テッセレアワールド:タッツェルベルム(6)ツィゲルドルナ

家畜であり野生でも生息する。地球でいうところのシャモアやヤギのような魔獣。タッツェルベルムから山地、山脈伝いに、北方地域でも見られる。
雌にも雄にも角があるが、雄の角は少し反りのある長い角を二本生やしている。それを武器にして、突進してくることもあれば、二本の角の間に雷撃、氷晶を生じせて打ち出したりする。また、角以外で脚の蹴りが強力であり気をつけるべきだろう。
老齢の雄ほど角は鋭く強力な雷撃、無数の氷晶を生じさせるとされている。
クリーガルツの集落では、家畜として飼育されており、絞った乳や屠殺して肉を利用される。癖があるが栄養価の高い乳はそのまま消費されたり、バターやチーズに加工され、特にチーズのドルナドッタは国内外で好まれている
。肉は癖があるが食味は美味と言え、タッツェルベルムのレストランや屋台などに様々な料理でよく並ぶ。肉以外では角を武器や魔術の道具に加工され、皮革は磨き作業などに利用される。

雄は騎乗獣として利用する集落もあったことから、タッツェルベルム公国でも騎乗獣、荷車を引く獣として利用されている。騎乗獣としては前記の通り、角を利用しての突撃多用し、騎乗者も槍などを使用することが多い。ヒトを乗せたまま崖などを登り降りできる。冒険者らにもズィゲルドルナを飼育するものは多い。

野生種としては竜種に負けない獣とされていて、実際竜種と縄張り争いをするのを見ることができる。老齢、特異種、異名持ち、または神獣とされるズィゲルドルナは大型の飛竜も打ち倒すとされる。それらの特異なズィゲルドルナを仕留めた際は武勇を讃えられる。

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テラシュールウエア様 https://booth.pm/ja/items/4330486
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