テッセレアワールド：魔物・鳥類（1）アックスビーク:ほぼ日刊ファンタジーを創ろう

鳥の魔物で、この種に分類されるものは飛べるタイプと飛べないタイプに分かれている。飛べるタイプは地球で言うところのサギやツルなどに似た姿をしている。逆に飛べないタイプは地球で絶滅したドードーなどのようなずんぐりとしたものと、ダチョウなどの走鳥類似た姿ものがある。アックスビーク類は、嘴がヒトが使う道具や武器に似た形状をしているのが特徴で、種類によっては、その武器の達人と変わらない強さ持つ個体もいるとか。

今回はその中でも、広く分布し、種類の名にもなっているアックスビークに特筆する。

体型はずんぐりとした動きの遅い陸上生活の飛べない鳥である。硬質で金属質の嘴、その上嘴は斧のような形状になっていて、地域差があり、ときに群れを形成する個体がおり、その場合は群れの主の嘴は他の個体より立派である。

この嘴を用いて攻撃を行う。切れ味は鈍いが重量がある。獲物を仕留める際は待ち伏せを多用して樹上からの奇襲、落下攻撃をしてくる。運が悪いと頭を割られて死に至るので、生息地では木の上を注意すると良いだろう。待ち伏せ以外では跳躍力を利用しての敵対者の背丈以上に飛び上がり、落下する攻撃や短い脚だが蹴りなどによる攻撃も確認されている。嘴の重さを利用して、でんぐり返しをするように転がり迫ることもある。ぶつかると危険だろう。

特異個体などは確認されており、冒険者などに討伐依頼が出ることがあるが、通常個体は戦闘初心者にも倒せる魔物である。

このアックスビークの肉の食味は良く、嘴も加工して斧にするものや鈍器として利用するものもいる。

家畜として利用する土地もあるとか。

カバー画像イラスト
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