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テッセレアワールド:清蓮(12)古黒街:ほぼ日刊ファンタジーを創ろう

古黒街は清蓮の始まりの集落が原型になっている。と言っても今は三、四階、それより高い建物が建ち、影を作り古い黒と白の外観が並ぶ静かな場所となっている。入り組んだ水路と路地などに時たま差し込む日差しは眩しく感じるときもあれば、優しく感じるときもある。小さな商店には、掘り出し物や過去の遺物と言えるものが並ぶこともあり、清蓮に慣れたものほど、銀華街からこちらに流れてくる。魔法道具の小さな工房は知る人ぞ知る名品を造るとか。

住民は昔から住んでいる老人やその一族がほとんどで、代々古黒街に住んでいる者、漁師や商人でまとまっている。また長いこと続くと歴史を知る生き字引も多くなり、清蓮の問題に顔を出したり、逆に訪ねられたりする。

若者たちも代々この地に住んでいるということで、ある種の立場を持っている。そのためここの出であるのならば、若者や子供であれど、泥潜とされる各派閥や銀華街など他の区域の承認なども敬意を払う。

古黒街がなければ、清蓮はないからと皆、古黒街では大人しくしている。

古黒街には泥潜や商人などの集会場があるとか。それを仕切るのが古黒街の住民である。

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