CSP30を補填した意義【邪推】

戯言の日記。

昨シーズンのチャンピオンシップシリーズ2020のシティリーグ3が中止に伴って、補填として参加できなかった人たちにスタートダッシュポイント30ptが配られました。しかし、世間ではスタートダッシュポイントによってチャンピオンシップシリーズ2021のポイントレースにおいて、スタートダッシュ以上に意味を成すのではないかと言われている。確かにシティリーグのポイントを昨年よりも多く配ったとしても、世界大会の出場権利をかけたTOP20に関しては大きな差になってしまうと思う。

ここから邪推が入るが、WCSは海外ポケカが実施する大会であり、開催「形式に関しては日本公式はあまり口出しができない状況、なんなら自国の選手を送り出す以外は一切関係していないと考えられる。さらに海外にはPTCGOというデジタルポケモンカードを持っているため、このご時世の中、海外が急にWCSはPTCGOで開催します。みたいなことも可能になってしまう。となると、日本公式の経営方針をWCSに向けた競技に依存してしまうと、海外という別企業の鶴の一声によって経営が傾いてしまう可能性がある。他のカードゲーム(シャドバや遊戯王等)で言われているのが、公式へ届く声が大きいのは競技プレイヤーになるが、経営方針として大事にしなければいけないカジュアル層で、ポケモンカードをなんとなーくやってる人の方が絶対数として多いと思う。CSPを貯めてるアクティブプレーヤーが5000人程度いることがこの前の公式発表で分かったことだが、その中で本気でポケモンカードをやってた人(仮に基準を100pt、CL1回完走程度)を考えると500人くらいだったと記憶している。つまり30ptを配ったことで、今年の形式は糞だからポケモンカードを今年はプレイしないと考える人よりも、運よく30ptもらえたし、今年はもっとポケモンカードをやってみようかなという人の方が絶対数としては多いはずである。日本公式は日本のポケモンカードを売る事の方が重要なので、あの時点ではPTCGOで開催されるといった可能性の噂もあり、日本の売り上げには一切貢献しないWCSの制度の公平性を追求するよりかは、最悪CLが開かれなくても小売店のトレーナーズリーグ等で使用できるCSP制度を来年も利用したいと思える人を増やす方が商業戦略としては正しいのではないかなと。

あとは、上位層を大事にするカードゲームよりも中間層や初心者層を大事にするカードゲームの経営方針、ゲームデザイン方針の方が優れていると他のカードゲームを見ていても分かりつつあるので、CSP30によって世界の命運がかかる少数精鋭の上位層よりも、CSP30によってプレイヤーズセレモニーが取れたのに。。みたいな大多数の中間層目線で制度を決定した方が今後ずっと日本のポケモンカードが生き残ってくために必要なのではないか。

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