厳しい姿勢があっての自由【音声と文章】
山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
厳しい姿勢があっての自由
ということをお伝えいたします。
私は苦手意識を抱く仕事がどうしてもある。
簡単なものはスラスラできるが
苦手意識な事は、どうしても後回しにしていまう。
この後回しにするというのは
自分の裁量で仕事ができるからできる事である。
もしも自分の仕事が
「はい、今日はこれをしてください」と上から降ってきて
それを時間までにこなす
そういう仕事だったら
その仕事が好きでも嫌いでも
時間までに終わらせなければいけない。
自由がない仕事だ。
それに比べて私の仕事は
今日、何をするかはある程度自分で決められる。
やるべきことを期限までにやりきればそれでよい。
このスタイルは、この会社に入った当時は
不安でしょうがなかった。
私は12年間、会計事務所に勤めていた。
そしてそれぞれ10件くらいの月次関与と
10数件の年次関与の顧問先様を担当していた。
担当させていただいている顧問先様は
それぞれ内容が全く違うからやる事もそれぞれ違う。
しかし、仕事の着地点は決算だから
例えば6月決算の会社だったら
8月が一番重要な月になる。
9月は7月決算の会社、10月は8月決算の会社という風に。
「今月の決算、頑張ろうね」って
みんなで声を掛け合い、
毎月、みんなが同じパターンで動いていた。
だから
「償却資産の内容確認、終わった？」
「決算仕訳、終わった？」
「所得計算、終わった？」って
それぞれの節目をお互いに確認し合いながら
もしも自分が遅れていたら
ああ、もう少しペースを上げようとか思っていた。
しかし、今の会社は
同じ本社事務だとしても
Ａ子さんは売上関係
Ｂ子さんは仕入関係
私は財務とその他全部
という役割分担があり
自分がどんな仕事をいつまでにしなければいけないかは
他の人は知らない。
それぞれがどんな仕事をしているのかも知らない。
つまり、例えば私が今月末までにやらなければいけない事がある場合、
20日頃にまだそれに着手していなくても
誰からも催促されることもない。
つまり、もしもそれをすることを忘れていても
誰も気が付かない。
これはとても怖い事だ。
自分のすべきことは自分で管理しなければいけない。
だから入社して仕事の流れをつかむまでの数年間はずっと不安でたまらなかった。
上から押し付けられてやる仕事ではないのはとても自由で心地よい。
しかし、自由は不安でもある。
自由は責任が全て自分にかかって来るから。
常に正しい判断を求められる。
その判断を求めるのは自分であり
応えるのも自分である。
みんなが同じパターンで働いて
どんな時期に何を注意すれば良いか
分かっていた会計事務所の時代よりも
自分しかやっていない仕事を任されている今の仕事は
不安でしかなかった。
建設業許可の更新
建築士事務所の更新
入札参加資格審査申請など
これらは数年に一度
更新手続きをしなければならない。
そして、その手続きの期限が近づいても
ほとんどは誰も催促してこない。
社会保険の算定基礎届や
賞与届のように、
ある時期になったら関係機関から
「いつまでに提出してください」のお知らせをいただくことがない。
例えば建設業許可の更新を忘れていたら
会社の受注ができなくなるということ。
一事務員という小さな立場ではあるが
自分のうっかりミスにより
会社が廃業に陥る可能性があるという事に気が付いた時
私はとても緊張した。
だから、更新手続きを終えたらすぐに
次回の年月日をTODOリストに入れることにしている。
通常のTODOリストは数日や数週間先のことが多いが、このように
数年先の更新手続きもしっかり予定に入れている。
自分で自分の仕事を賄う。
簡単なようで実はとても厳しい事だと思う。
自由とはほんわかしているものではなく
自分の責任をしっかり果たしてこそ味わえるものだと思う。
今回は
厳しい姿勢があっての自由
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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「胸にじーんと来ました」
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簡単なものはスラスラできるが
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この後回しにするというのは
自分の裁量で仕事ができるからできる事である。
もしも自分の仕事が
「はい、今日はこれをしてください」と上から降ってきて
それを時間までにこなす
そういう仕事だったら
その仕事が好きでも嫌いでも
時間までに終わらせなければいけない。
自由がない仕事だ。
それに比べて私の仕事は
今日、何をするかはある程度自分で決められる。
やるべきことを期限までにやりきればそれでよい。
このスタイルは、この会社に入った当時は
不安でしょうがなかった。
私は12年間、会計事務所に勤めていた。
そしてそれぞれ10件くらいの月次関与と
10数件の年次関与の顧問先様を担当していた。
担当させていただいている顧問先様は
それぞれ内容が全く違うからやる事もそれぞれ違う。
しかし、仕事の着地点は決算だから
例えば6月決算の会社だったら
8月が一番重要な月になる。
9月は7月決算の会社、10月は8月決算の会社という風に。
「今月の決算、頑張ろうね」って
みんなで声を掛け合い、
毎月、みんなが同じパターンで動いていた。
だから
「償却資産の内容確認、終わった？」
「決算仕訳、終わった？」
「所得計算、終わった？」って
それぞれの節目をお互いに確認し合いながら
もしも自分が遅れていたら
ああ、もう少しペースを上げようとか思っていた。
しかし、今の会社は
同じ本社事務だとしても
Ａ子さんは売上関係
Ｂ子さんは仕入関係
私は財務とその他全部
という役割分担があり
自分がどんな仕事をいつまでにしなければいけないかは
他の人は知らない。
それぞれがどんな仕事をしているのかも知らない。
つまり、例えば私が今月末までにやらなければいけない事がある場合、
20日頃にまだそれに着手していなくても
誰からも催促されることもない。
つまり、もしもそれをすることを忘れていても
誰も気が付かない。
これはとても怖い事だ。
自分のすべきことは自分で管理しなければいけない。
だから入社して仕事の流れをつかむまでの数年間はずっと不安でたまらなかった。
上から押し付けられてやる仕事ではないのはとても自由で心地よい。
しかし、自由は不安でもある。
自由は責任が全て自分にかかって来るから。
常に正しい判断を求められる。
その判断を求めるのは自分であり
応えるのも自分である。
みんなが同じパターンで働いて
どんな時期に何を注意すれば良いか
分かっていた会計事務所の時代よりも
自分しかやっていない仕事を任されている今の仕事は
不安でしかなかった。
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これらは数年に一度
更新手続きをしなければならない。
そして、その手続きの期限が近づいても
ほとんどは誰も催促してこない。
社会保険の算定基礎届や
賞与届のように、
ある時期になったら関係機関から
「いつまでに提出してください」のお知らせをいただくことがない。
例えば建設業許可の更新を忘れていたら
会社の受注ができなくなるということ。
一事務員という小さな立場ではあるが
自分のうっかりミスにより
会社が廃業に陥る可能性があるという事に気が付いた時
私はとても緊張した。
だから、更新手続きを終えたらすぐに
次回の年月日をTODOリストに入れることにしている。
通常のTODOリストは数日や数週間先のことが多いが、このように
数年先の更新手続きもしっかり予定に入れている。
自分で自分の仕事を賄う。
簡単なようで実はとても厳しい事だと思う。
自由とはほんわかしているものではなく
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今回は
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ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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