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家宅捜査と事情聴取を受けたあの日【音声と文章】

山田ゆり
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【 家宅捜査と事情聴取を受けたあの日 】
≪5分53秒で聴けます≫
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。


おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
【 家宅捜査と事情聴取を受けたあの日 】
ということをお伝えいたします。


あなたは警察に家宅捜査されたことはあるだろうか。
私は、夫が急逝した昨年10月
家宅捜査と事情聴取をされた。


あの日
会社から帰宅した私は
夫がまだ夕食を食べていないのが
テーブルの上を見て分かった。


夫はいつも食べ散らかす人だが
その日はそうではなかったから。


不審に思った私は夫の部屋に上がった。

「〇〇さーん。ご飯食べないのぉ?」

夫の部屋の戸を開けたら
ベッドに仰向けに寝て
亡くなっている夫を発見した。


夫は両手の肘を曲げて
手を天井の方に向けていて


顔は
「はっ?」としたような
キョトンとした顔をしていた。


予想もしていない光景を見た私は
あわてて手すりにつかまりながら急な階段を降り、
救急車を呼ぼうと家の電話の受話器を持った。

しかし、何番か、とっさに頭から出てこなかった。


電話に、ここ一つを押せば
消防署に繋がる、そんなボタンが欲しかった。


三女に119番だと教えてもらい
1と1と9を押そうとしたが
たった3つなのに
なぜか別の番号を押してしまう。


会社では冷静沈着な方だと思っていたが
その時はかなり動揺していた。


そして、電話に出た消防隊員の指示で
私は夫をまたぐ格好になり
救急車が来るまで
夫に心臓マッサージを続けた。


今、思い返せば恐らくその時点で
心臓マッサージは不要だった。


それは、あとで検死の結果、
その時既に亡くなって
半日以上が過ぎていたことが分かったから。


でも、あの時はとにかく必死だった。
運動不足の私は
すぐに腕が疲れてきたが、でもやめてはいけない、
もしかして生き返ってくれるかもしれない。

九死に一生
そんな言葉があるではないか。
そう思いながら心臓マッサージを続けた。


救急車、早く来て。


けたたましいサイレンと共に
救急車はやって来た。


この辺りは田舎だから
救急車がやって来たというだけで
ご近所の人たちが群がる。


そしてその日の夕食時の話題は
それでもちきりになる。
だから、本当は救急車のお世話にはなりたくなかった。


しかし、一秒を争う時はそうは言っていられない。


救急隊員数名が2階に上がってきた。
そして私は消防隊員の指示で夫から離れた。


既に夫は亡くなっていることが分かり、
少しして警察がやって来た。


そして、夫の死に事件性がないかどうかということで
家宅捜査と事情聴取が始まった。


事情聴取するのは普通に考えても当たり前である。
昨日まで元気でいた人が
今日、部屋に行ってみたら亡くなっていたのだから。


夫の死に事件性があるかないか
それを突き止めることが警察のお仕事だから。


事情聴取は刑事ドラマのような
緊迫した雰囲気は全くなかった。


夫の部屋は2階で
私たちは1階の居間で
丸く円を描くように座り
警察の方からの質問に答えた。


夫の最近の様子
何か困っていたようなことはないか
借金はないか
病歴はどうか
最後に夫を見たのはいつか
その時の様子はどうだったか。



後で、夫は、致死性不整脈という死因になったが
救急車と警察が来た段階では

夫が病死したのか、
自殺したのか
誰かに殺されたのか
はっきりしていないから
警察の方々は慎重に調べてくださった。


第一発見者は私だ。
刑事ドラマでは
一番怪しいのは第一発見者。

しかも私は亡くなった人の配偶者。
生命保険を狙っての殺人もありうる。


そうだ、私が一番怪しまれることになるんだ。
警察の方の質問に答えながら
そんな事を考えていた。


私は先ほどあんなに動転していたが
事情聴取される頃には
いつもの冷静さを取り戻していた。


今回は
【 家宅捜査と事情聴取を受けたあの日 】
ということをお伝えいたしました。



本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。





**アファメーション**

私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。

夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。

3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。

ありがとう
あなた。


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