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家は常に綺麗にしていないといけないと痛感したあの日【音声と文章】

山田ゆり
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≪7分25秒で聴けます≫
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。


おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
【 家は常に綺麗にしていないといけないと痛感したあの日 】
ということをお伝えいたします。


前回のnoteでは、夫が急逝した時
警察に家宅捜査と事情聴取をされたことをお伝えした。

あの話で終わると
私は悲劇のヒロインのような印象を受けるが
実はそんな事は全くない。


あの続きをお伝えしたかったが
私のnoteの理想は3分以内、
長くても5分以内に終わらせたいと思っているため、
前回はあそこで終わらせた。


夫が誰も見ていない所で急に亡くなったので
それが事件性があるかないかの判断のために
私たちは警察の家宅捜査を受けた。


それは当たり前だと思う。
刑事物のドラマの世界でも
それが繰り広げられているから分かる。

しかし、驚いたのは、
調べるのは夫の部屋だけではなく
全部の部屋を調べられたこと。


勿論、調べる前に
警察の方からその事を聞かれた。


でも、それはお伺いではなく
強制的なものを感じた。

そして、私はそれに協力するのが国民の義務であり、
それに反対するのは
なにか後ろめたいことがあるからだと思われる
そう思った。


だから、私たちは全ての部屋を調べられた。


1階の居間で警察の方の事情聴取を受けている時間、
私たちの家中の部屋は
足に不織布のシューズカバーを履いた
5~6名の捜査員によって
隅から隅まで調べられた。


私は夫の死に対して
原因を知りたかったので
部屋を調べられるのは仕方ないと思った。


しかし、夫以外の部屋まで見られるのは
想定外だった。


夫の部屋はお世辞でも綺麗とは言えなかった。
私たち家族は
部屋の掃除はそれぞれがすることになっている。

だから私は夫婦でありながら
夫の部屋を掃除することはない。


奥様に先立たれた男性が
靴下の置き場所が分からない
それはよく聞く話だ。


私はそうなるのが嫌だったから
結婚した時から
自分の物は自分で管理して欲しいと夫に伝えた。


28歳で亡くなった弟は
それまで野球をしていたので
いつも泥汚れの洗濯物があったが、

自分の洗濯は自分でして、
アイロンも靴磨きも自分でしていた。


父は自分の部屋をとてもきれいにする人だった。
だから、夫にもそれを期待していた。


何を言いたいのか。

それは、散らかっていたのは夫の部屋だけではなく、
私の部屋を含め
ほとんどの部屋が整頓されていなかったということ。



ここで少し言い訳タイムを。

◇◇
私はアルツハイマー型認知症の実母を
10年間、介護した。


認知症初期は特に
母の対応に四苦八苦していた。

私は仕事から帰ると
玄関に包丁、仏間にタワシ
お風呂場にまな板

あり得ない所にいろいろなものが散乱していた。


母は母なりに自分と闘っていた。
日ごとにおかしくなっていく自分と闘っていた。

ちょっと前までできていた料理の支度ができない。
何をどうすれば良いのか分からない。
日中、一人でいた母の戸惑いは、
帰宅した時の家の状況で手に取るように分かった。


そんな母がかわいそうだった。

しかし、そう思いながらも私はつい
母を叱っていた。

くたくたに疲れて帰宅した私は
母の散らかしたものを
片付けるのから始まる事にイラついていた。

認知症になってしまった母が一番大変なのに
しかし、介護をする側も気が狂いそうだった。

散らかす母の後ろに付いていって
イラつきながら私が片付けていく
そんなイメージだった。


優しい介護を目指していながら
現実は、母をいつも叱っていた。
そんな自分を否定する毎日だった。


そのストレスの頂点に達した時
私はストレスによる突発性難聴で入院をした。

その入院で、
自分の事だけを考えられる時間を与えられた。
そして私は「頑張らない介護」に目覚めた。


少しくらい散らかってもイイ
母がおかしな行動をしても
母が元気ならそれでイイ。


「完璧」の上着を脱いだ私は
それから介護を楽しむことが出来た。

そして、10年間の介護の幕が
突然閉じた。


もう、介護劇場は終わった。
だから以前の「完璧」に戻ってもイイ。

しかし、母の葬儀・仕事・子ども達のことなど
やる事がいっぱいで

母の遺品を含めて、
片付けなければいけない事がたくさんありながら
それをする時間を作ろうとしないで
ここまで来てしまった。


だから、いつかは片付けなければ
そう思いながら見て見ぬふりをしてきた。
◇◇言い訳タイム おわり◇◇



夫の死の原因究明のために
家全部を他人に見られた。
しかも、見るだけではなく
間取りをメモし、更に写真に撮られた。


全ては、夫の死に
事件性があるかないかの判断のため。


私は親戚に警察関係者がいなくて
本当に良かったと思った。

あの日、家は常に綺麗にしていないといけないと痛感した。

いつかは片付けないといけない
そう思いながらしていなかったその罰を
あの日、受けた。



今回は
【 家は常に綺麗にしていないといけないと痛感したあの日 】
ということをお伝えいたしました。



本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。




**アファメーション**

私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。

夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。

3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。

ありがとう
あなた。


****************


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