草刈り機を使えるようになるなんて思ってもみなかった【音声と文章】＊
山田ゆり
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※今回は、2年前の同じ日のnoteをリライトしました。
※音声と文章、どちらでもどうぞ。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
草刈り機を使えるようになるなんて思ってもみなかった
ということをお伝えいたします。
夫が急逝し
機械で除雪をしてくれる夫がいない初めての冬を
三人の娘たちと私はなんとか乗り越えた。
あの大変だった雪かきから解放され
やっと春が来たと安堵していた。
しかし、雪が消えた春は、春なりにやる事があると気づいた。
「お宅の裏の庭の木に早く薬を散布してくれ。
そうでなければ切ってしまえ！」と
お隣のおば様に強い口調で言われた。
我が家の木に悪い虫がつきそれがお隣に落ちるそうだ。
振り返ってみると夫は時々、
背中に大きなタンクを背負い、庭に薬剤散布してくれていた。
そうか、冬以外は、庭の木の手入れや
草取りという作業があるのか。
それらは全て夫がやってくれていたことで
私たちはそれをすることを思いもよらなかった。
ああ、あなたは何て素晴らしい人なの。
私たちが快適に過ごしていられるのは
夫のお陰だとその時初めて気が付いた。
なぜあの時は
気がつかなかったのだろうか。
男なんだから、そんな事、
やってくれて当たり前、
そう思っていた。
分かってなくてごめん。
ありがとう あなた。
生きていくっていろんなことがある。
夫がいた頃は、雪かきは夫が機械でやってくれ
薬剤散布も定期的にやってくれていた。
だから私は家の中の事だけやっていれば良かった。
でも、夫がいなくなった今は、
全部に目を向けないといけないのだ。
雪かきや薬剤散布の他にも
庭の木々の手入れ。
草取り。
畑の農業資材の片付け。
畑の草刈り。
やらなければいけないことがいっぱいある。
家族を守っているのは給料を稼いでいる自分だけ。
あの頃、私はそう思いあがっていた。
金銭的なことだけを基準にしていた自分は愚かだった。
☆☆☆
夫が亡くなってあれから2年半。
これまで娘たちと一緒に
がんばって手で庭の草取りや
鎌を持って草刈りをしていた。
畑の草はさすがに人力では時間的にとても時間がかかった。
長女が仕事の帰りに畑に寄り
鎌を手に草刈りをしてくれていたが
かかった時間ほど成果が見えず
失望したと娘は言っていた。
だから畑は
業者さんに依頼して草刈りをしていただいた。
我が家には夫が使っていた立派な草刈り機がある。
それを使いたいが、か弱い私たちは重くて使えない。
だからそれはずっと倉庫の棚に置いてあるだけ。
先日、また、お隣のおば様から厳しいお叱りを受けた。
3月決算で多忙だった私は
旧宅の庭の草をずっと見ていなかった。
これではいけない。
二女の提案で女性でも使える草刈り機を購入した。
そして二女と二人で使い方を調べ
二女が草刈り機を操作して草を刈ってくれた。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2022/06/20220605_093916.jpg
頼もしい限りである。
夫がいて当たり前だったあの頃
そして
3人の娘たちと何とか生きている今。
生きているといろいろなことが起こる。
それでも生きていかなければいけない。
草刈り機を操縦している二女の背中を眺め
遠い日の夫を思い出した。
今回は
草刈り機を使えるようになるなんて思ってもみなかった
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
◆◆ kindle出版しました！ ◆◆
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【わたしだけじゃないんだ】
突然、アルツハイマー型認知症になった同居の実母を介護した、
子育てOLの10年と10日の記録
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期間内に解約すれば無料で読めます。
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https://www.youtube.com/watch?v=jEq5g0xZ6RY&t=134s
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【自分のための人生】
https://note.com/tukuda/m/m5b66808db98c
『読むとほっこりする』
『胸にじーんと来ました』
などの感想をいただいています。
アファメーション
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私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡ﾟ+..｡*ﾟ+
.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡ﾟ+..｡*ﾟ+
大それたことはしなくてもよい
そこに向かう姿勢が大事
日々忘れない努力をする
.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡ﾟ+..｡*ﾟ+
※音声と文章、どちらでもどうぞ。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
草刈り機を使えるようになるなんて思ってもみなかった
ということをお伝えいたします。
夫が急逝し
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三人の娘たちと私はなんとか乗り越えた。
あの大変だった雪かきから解放され
やっと春が来たと安堵していた。
しかし、雪が消えた春は、春なりにやる事があると気づいた。
「お宅の裏の庭の木に早く薬を散布してくれ。
そうでなければ切ってしまえ！」と
お隣のおば様に強い口調で言われた。
我が家の木に悪い虫がつきそれがお隣に落ちるそうだ。
振り返ってみると夫は時々、
背中に大きなタンクを背負い、庭に薬剤散布してくれていた。
そうか、冬以外は、庭の木の手入れや
草取りという作業があるのか。
それらは全て夫がやってくれていたことで
私たちはそれをすることを思いもよらなかった。
ああ、あなたは何て素晴らしい人なの。
私たちが快適に過ごしていられるのは
夫のお陰だとその時初めて気が付いた。
なぜあの時は
気がつかなかったのだろうか。
男なんだから、そんな事、
やってくれて当たり前、
そう思っていた。
分かってなくてごめん。
ありがとう あなた。
生きていくっていろんなことがある。
夫がいた頃は、雪かきは夫が機械でやってくれ
薬剤散布も定期的にやってくれていた。
だから私は家の中の事だけやっていれば良かった。
でも、夫がいなくなった今は、
全部に目を向けないといけないのだ。
雪かきや薬剤散布の他にも
庭の木々の手入れ。
草取り。
畑の農業資材の片付け。
畑の草刈り。
やらなければいけないことがいっぱいある。
家族を守っているのは給料を稼いでいる自分だけ。
あの頃、私はそう思いあがっていた。
金銭的なことだけを基準にしていた自分は愚かだった。
☆☆☆
夫が亡くなってあれから2年半。
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長女が仕事の帰りに畑に寄り
鎌を手に草刈りをしてくれていたが
かかった時間ほど成果が見えず
失望したと娘は言っていた。
だから畑は
業者さんに依頼して草刈りをしていただいた。
我が家には夫が使っていた立派な草刈り機がある。
それを使いたいが、か弱い私たちは重くて使えない。
だからそれはずっと倉庫の棚に置いてあるだけ。
先日、また、お隣のおば様から厳しいお叱りを受けた。
3月決算で多忙だった私は
旧宅の庭の草をずっと見ていなかった。
これではいけない。
二女の提案で女性でも使える草刈り機を購入した。
そして二女と二人で使い方を調べ
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そして
3人の娘たちと何とか生きている今。
生きているといろいろなことが起こる。
それでも生きていかなければいけない。
草刈り機を操縦している二女の背中を眺め
遠い日の夫を思い出した。
今回は
草刈り機を使えるようになるなんて思ってもみなかった
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
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大それたことはしなくてもよい
そこに向かう姿勢が大事
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