のろけの被害者は娘たち＾＾
山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
のろけの被害者は娘たち
ということをお伝えいたします。
思い出は美化されることが多い。
特に亡くなった人を
事実以上に美化することが多い。
そんな事を娘たちと話していた。
その代表的なのは「夫」。
実際はそれほどカッコよくなかったよねぇとか話していたら
「いやいや、いつもお父さんやお母さんからのろけられて、
こっちは被害者だった」と言われた。
そんなことはない。
私はのろけたつもりはなかった。
いつも本心だけ言っていたつもりだった。
これ以降は、娘たちの世界である。
＊＊＊ここからは長女の世界＊＊＊
お母さんはお父さんがいない時に
私たちに
お父さんはもっとこうして欲しい、
ああなって欲しいとお父さんのことを辛口で言う。
そして、みんなはあんな人と結婚しないでねという。
散々、お父さんの悪口を私たちに言う。
「どうしてお母さんはお父さんと結婚したの？」
と聞くと
「それはお父さんを愛しているから」ときっぱり言う。
キッパリと言うお母さん。
やってられない。
好きなだけ言ってれば。
＊＊＊ここからは二女の世界＊＊＊
私が小中学生の頃、
お父さんの携帯電話を機種変更する手続きに
お姉ちゃんと一緒についていった。
お母さんは仕事か何かでその場にはいなかった。
手続きの途中で携帯番号の暗証番号をきかれた。
暗証番号は覚えていない事が多い。
特にお父さんのような人は。
それで、暗証番号はお父さんだったら
何にするだろうかとお姉ちゃんと話した。
お父さんだったら、結婚記念日とか最初の子、
つまりお姉ちゃんの誕生日とかかなと話していた。
しかし、お父さんが迷いもせずに言った番号は、
結婚記念日でもお姉ちゃんの誕生日でもなく
お母さんの誕生日だった。
私の胸はカーッと熱くなった。
別の日。
お父さんは機嫌よく晩酌をしていた。
新聞を読みながらのんびりと晩酌をしていた。
テレビで地元のアナウンサーが明日の天気予報を言っていた。
お父さんは
「このアナウンサー、〇〇っていうんだ。
美人だよなぁ～。」と言った。
お父さんはこのアナウンサーがお気に入りで、
TVで見かけると必ず言う。
しかし、その後に言った一言に一撃された。
「でも、俺はゆりが一番かわいい。」
やってられない。
大人になった今、お父さんとお母さんのことを思う。
お父さんとお母さんが少し気まずい雰囲気の期間が昔あった。
子どもながらにそれは感じていた。
でも、
お母さんはお父さんに対して
冷たい態度をとっているように見えて
実はお互いの事を分かり切っていた夫婦だと思う。
お互いに干渉し過ぎない関係の二人だった。
冷えきった夫婦ではなく
お互いを分かり切っていた夫婦だった。
だから、二人が別れる事はないと私たちは確信していた。
どちらかと言えばお母さんがお父さんに対して
冷たい態度をとっているようにみえたが
でも、実はお互い、惹かれ合っているのは
子どもの私たちがいつも感じていた。
お互いを分かり切っている夫婦。
そう感じていた。
それは、お父さんだけいる時、
お母さんだけいる時に、
それぞれのろけていたから。
それをのろけだと本人は気づいていなかったが。
無防備の状態で突然、
のろけられるこちらの身にもなって欲しい(;^ω^)
お父さんが新聞に書いていた「仮面夫婦」に
異常に反応していた時があったが
二人は仮面夫婦でもなんでもない。
会話がない時期もあったが
それでもお互いを嫌っていないのを
私たちは子どもながらに感じていた。
こんな夫婦にはなりたくない
と思ったこともない。
だから、お父さんとお母さんは
理想の夫婦だと思う。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
娘たちからこんなことを聞かされ
逆に私は今、
のろけられている気分だ。
そうだったのか。
私たち夫婦は
娘たちにそう見られていたのか。
嬉しかった。
こんな夫婦にはなりたくない
そう思われていたのではないかと思っていたから。
私たちは50代になっても
お互い目が合うと
恥ずかしくてつい視線をそらしてしまう。
なぜ、そんな気持ちになるのかは分からない。
でも、目が合うと胸がキュンとしていた。
口では冷たい言葉を言っても、
実は
いつもお互いを求めていた。
今回は
のろけの被害者は娘たち
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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「いやいや、いつもお父さんやお母さんからのろけられて、
こっちは被害者だった」と言われた。
そんなことはない。
私はのろけたつもりはなかった。
いつも本心だけ言っていたつもりだった。
これ以降は、娘たちの世界である。
＊＊＊ここからは長女の世界＊＊＊
お母さんはお父さんがいない時に
私たちに
お父さんはもっとこうして欲しい、
ああなって欲しいとお父さんのことを辛口で言う。
そして、みんなはあんな人と結婚しないでねという。
散々、お父さんの悪口を私たちに言う。
「どうしてお母さんはお父さんと結婚したの？」
と聞くと
「それはお父さんを愛しているから」ときっぱり言う。
キッパリと言うお母さん。
やってられない。
好きなだけ言ってれば。
＊＊＊ここからは二女の世界＊＊＊
私が小中学生の頃、
お父さんの携帯電話を機種変更する手続きに
お姉ちゃんと一緒についていった。
お母さんは仕事か何かでその場にはいなかった。
手続きの途中で携帯番号の暗証番号をきかれた。
暗証番号は覚えていない事が多い。
特にお父さんのような人は。
それで、暗証番号はお父さんだったら
何にするだろうかとお姉ちゃんと話した。
お父さんだったら、結婚記念日とか最初の子、
つまりお姉ちゃんの誕生日とかかなと話していた。
しかし、お父さんが迷いもせずに言った番号は、
結婚記念日でもお姉ちゃんの誕生日でもなく
お母さんの誕生日だった。
私の胸はカーッと熱くなった。
別の日。
お父さんは機嫌よく晩酌をしていた。
新聞を読みながらのんびりと晩酌をしていた。
テレビで地元のアナウンサーが明日の天気予報を言っていた。
お父さんは
「このアナウンサー、〇〇っていうんだ。
美人だよなぁ～。」と言った。
お父さんはこのアナウンサーがお気に入りで、
TVで見かけると必ず言う。
しかし、その後に言った一言に一撃された。
「でも、俺はゆりが一番かわいい。」
やってられない。
大人になった今、お父さんとお母さんのことを思う。
お父さんとお母さんが少し気まずい雰囲気の期間が昔あった。
子どもながらにそれは感じていた。
でも、
お母さんはお父さんに対して
冷たい態度をとっているように見えて
実はお互いの事を分かり切っていた夫婦だと思う。
お互いに干渉し過ぎない関係の二人だった。
冷えきった夫婦ではなく
お互いを分かり切っていた夫婦だった。
だから、二人が別れる事はないと私たちは確信していた。
どちらかと言えばお母さんがお父さんに対して
冷たい態度をとっているようにみえたが
でも、実はお互い、惹かれ合っているのは
子どもの私たちがいつも感じていた。
お互いを分かり切っている夫婦。
そう感じていた。
それは、お父さんだけいる時、
お母さんだけいる時に、
それぞれのろけていたから。
それをのろけだと本人は気づいていなかったが。
無防備の状態で突然、
のろけられるこちらの身にもなって欲しい(;^ω^)
お父さんが新聞に書いていた「仮面夫婦」に
異常に反応していた時があったが
二人は仮面夫婦でもなんでもない。
会話がない時期もあったが
それでもお互いを嫌っていないのを
私たちは子どもながらに感じていた。
こんな夫婦にはなりたくない
と思ったこともない。
だから、お父さんとお母さんは
理想の夫婦だと思う。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
娘たちからこんなことを聞かされ
逆に私は今、
のろけられている気分だ。
そうだったのか。
私たち夫婦は
娘たちにそう見られていたのか。
嬉しかった。
こんな夫婦にはなりたくない
そう思われていたのではないかと思っていたから。
私たちは50代になっても
お互い目が合うと
恥ずかしくてつい視線をそらしてしまう。
なぜ、そんな気持ちになるのかは分からない。
でも、目が合うと胸がキュンとしていた。
口では冷たい言葉を言っても、
実は
いつもお互いを求めていた。
今回は
のろけの被害者は娘たち
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本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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