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あなたのポケット。いつもそこには愛が溢れていた【音声と文章】

山田ゆり
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※音声・文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
あなたのポケット。いつもそこには愛が溢れていた
ということをお伝えいたします。




今日は遺品の整理を再開すると決めた日。

我が家に男性はいない
だからあなたの服を着る人はいない。

全部捨てなきゃ。

着る人がいないのだから
何も考えずにゴミ箱へ捨てられるはず

でも理屈通りには進まない。
あなたの遺品を手に取る。
あなたのモコモコふわふわのダウンジャケット
薄手のジャンパー

えーと・・・
これはいつ頃のものかな

ちょっと見当がつかなかった


ジャンパーを広げて少し考えてからたたんだ。

その時、何か固いものに触れた。
なんだろう?

それは右側の大きなポケットに入っていた。
コンパクトサイズのホームビデオのテープ。
そして、小学校の運動会のプログラム。


私たちは、運動会・お遊戯会・入学式・卒業式など
学校のイベントにはいつも夫婦で参加していた。
平日が休みの夫には
その日は必ず休むようにと
私が夫にある意味強制的にお願いしていた。


そして、夫はビデオ撮影係。
私より頭が一つ分以上大きい夫が
いつも撮影係だった。



一緒に遺品整理を手伝っていた二女が
そのプログラムを見た。
いつの運動会だろう。
プログラムには二女の字で名前が書いてあった。

プログラムは一人に1枚しか渡されないから貴重なモノ。
私が児童だったら運動会中、手放さないだろう。

でも、ものに執着しない二女は、
お父さんにあげたのだろう。
そんなところが二女らしい。

そして、プラグラムには
「〇〇(娘の名前)。前から〇番目の右から〇番目」
というメモ書きが数か所あった。

三人の出番のメモ書き。
三人が揃っているという事は
長女が小6の時だ。

https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2022/07/20220704_062551.jpg


そうか、その時の運動会か。

そして、そのプログラムを見ていたら
当時、夫がこのジャンパーを着て
娘たちを撮影していた風景を思い出した。

そうだ、そうだ。
当時、このジャンパーを良く来ていたなぁ。


不思議なものだ。
最初、服を見た時は全く思い出せなかったが
別の思い出を手繰っていくと
自然に当時の事が浮かんできた。

運動会はみんな同じ格好をしているから
その中から我が子を見つけ出すのはかなり難しい。

だから事前に誰がどのあたりにいるかを
娘たちから聞いていた。




懐かしい。
そんな家族の出来事も
過ぎてしまえば忘れている。


その時は気が付かないけれど
振り返ってみるといつも幸せなのだ。



夫のジャンパー。
大きなポケット。


いつもそこには愛があった。
愛で溢れていた。




今回は
あなたのポケット。いつもそこには愛が溢れていた

ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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