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薬屋のひとりごとを考察する6食物アレルギーとアナフィラキシーショック

📖引用
「人によっては、食べられない食物がある場合があるんです。魚介の他に、卵、小麦、乳製品などもありますね。かくいう私も蕎麦が食べられません」  
明らかに驚愕の色を見せるのは、壬氏と高順である。毒は平気で食らうのにといわんばかりだ。 (ほっといてくれ)  
食べられるように努力したが、気管支が狭まり呼吸困難になった。そもそも、食べて腹から吸収されて発疹ができるので、量の調整が難しく治りも遅い。だから、慣らすのをあきらめた。

📖引用
「これは食べられない人間にしかわからないものですが、好き嫌い以前の問題なのです。今回は、蕁麻疹程度ですみましたが、ときに呼吸困難、心不全を引き起こします。いわば、知っていて与えたなら、毒を盛ったのと同じことです」  

🎓考察
これは、アナフィラキシーショックのことを示しています。  
かくいう私も牡蠣が食べれません。先日、海鮮を使ったグラタンをレストランで食べていて、中のわずかな牡蠣に気付かず完食しました。同席していた母が同じものを食べていて、気付いた時には遅し、食事後にトイレで苦しむ羽目になりました。私の場合、以前は食べれたので軽度です。それでも今は食べてしまうと蕁麻疹、呼吸苦、下痢に苦しみます。ちなみに牡蠣は好物の一つでしたので牡蠣の食物アレルギーと診断された時は、ショックでした。
食物、ハチ毒、薬物などのアレルギー反応により、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、ゼーゼー、息苦しさなどの呼吸器症状が、複数の臓器に同時にかつ急激に出現した状態をアナフィラキシーといいます。その中でも、血圧が低下し意識レベルの低下や脱力を来すような場合を特にアナフィラキシーショックと呼び、直ちに対応しないと生命にかかわる重篤な状態になることもあります。学校給食での誤食事故で小学生の女児が命を落としたケースもありました。アレルギーの食材に触れるだけでも反応を起こすケースもあります。注意が必要です。アレルギーの人間にとって、原因物質は、毒なのです。周囲の理解やサポートが大切です。

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