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「月と風と」講演会レポート~高槻中学校編

「高槻中学校での講演会レポート」

NPO法人「月と風と」のスタッフ オザキです。

今回、高槻中学校さんからのご依頼で、

NPO法人「月と風と」の代表キヨタと、
 スタッフ ヨシオカと、
 チャリティショップ『ふくる』車いす店員のイワキリくんが
 登壇させていただきました。

写真のポーズは「高槻」の「T」です。

●・・代表キヨタの講演会の内容はこんな感じでした

  障がいのある方とない方との生活環境や教育環境が分節化されていて
   関わる・考える・感じる機会がすくない

    にも関わらず
    「出生前診断」などで、突然決断をせまられる

  あらためて「障がい」とは
   障がいの種類や内容、さまざまな数値からみる
   当事者の考えや、声からみる

  月と風との活動紹介
   ヘンなイベントの数々
    「お風呂系イベント」
       デイサービスの檜風呂・お金持ちの自宅風呂・劇場型銭湯
    「ミーツ・ザ・福祉」
      ほか・・
   活動理念
   向き合っている社会課題など
   チャリティショップ「ふくる」のこと

・・●

今回は、キヨタだけでなく、
 スタッフ ヨシオカの話しも。

  ヘルパー業務を通して感じること
   利用者さんとの関わりの中で
   人とふれあうこと
   日常が愛おしく、おもしろく感じる など

そして、
 車いすユーザーで、チャリティショップ「ふくる」店員でもある
  イワキリくん!
  講演会でのキヨタとのやりとりが 絶妙にオモシロい!

 イワキリくん
  車いすユーザー。歩行はむずかしいが、腕力は強い
  手や喉などに筋緊張があり、スムーズに体を動かしにくい部分も
   話せるが、発話しにくいこともある
  チャリティショップ「ふくる」をけん引
   私を含めいろんな人に作業方法を教えてくれたり、提案してくれる
  穏やかだが、チャレンジャー
   車いすマラソンへの出場や、保育所での絵本の読み聞かせもしている

○イワキリくんとキヨタのやりとり。。

キ「日常困ることとかある?」

イ「お菓子の袋を1の力で開けようとするんですけど
  10の力がでちゃうので、袋が破れて中が吹っ飛ぶこともあります」

 「あと車いすに乗っているので、ちょっとした段差も登れないと
   思われることかなぁ
  ちなみに、今日のこの段も登れます」
(オ:えっ!さっき必死で生徒さんたちが抱えてくれたのに!?(笑))

(生徒さんたち、一生懸命運んでくれてありがと~!)

       - - -

キ「ぱぴぷぺぽが発音しにくいって言ってたけど、言いにくい言葉ある?」
イ「パイナップルです!」
キ「・・・。
  打合せでは「パプアニューギニア」やったんやけど・・。
  ほんで「そんな言葉日常使わんわい!」て
   突っ込みたかったんやけど・・・。」
イ「あ!!(汗)」

       - - -

キ「前一人暮らししたいしたいって言っててなかなかできひんかったやん。
  でも、とうとう一人暮らしすることになって、そのキッカケは?」
イ「親がここがいいよって言って部屋を見つけてくれて、いつのまにか。
  別にいまは特に一人暮らししようとも思ってなかったのですが・・」
キ「・・・。自分の意志ではなくて?」
イ「はいっ。他にやりたいこともあるのに、なんで今なんかなぁと」
キ「障がいのある方は、ライフスタイルの変化(遠い場所への進学や就職など)がない人も多くて、(親も手放せなかったり)なかなか一人暮らしの機会もないから、少数派で。(障がいのある方への)参考になるかと思ったんやけど・・。レアパターンでした(笑)」
(オ:打合せでは、自分の意志っぽい話しやったような・・・(笑))  

(講演会終了後、イワキリくんに「打合せとちゃうやんっ(笑)」と総突っ込み。イワキリくんも「あ~、そうですね(笑)」)  

。。○

でも、こんなやりとりも・・・

キ「『ふくる』で働こうと思ったキッカケは?」
イ「以前は、自己肯定感が下がる一方で、僕にはできることが少ないと思ってたんです。伝わらないのが一番怖くて、接客はムリだと。

 でも自分の中でいろんな挑戦をしてみたい。
  今までとは別のことで働いてみたいと思ってて

 キヨタさんに声をかけてもらえて『ふくる』に入って、
  発話もスムーズになってきたり、自分ってこんなこともできるんだなと、自己肯定感もあがってきました」
       - - -

そのほか、講演会では
 障がいのある方がうける言葉や、状態の体験もあり、
 生徒さんたちも、先生たちも
  笑ったり、前のめりになったり、一生懸命きいてくださいました。

司会も、講演会後の質疑応答も、生徒さんたちが仕切ってくださり、

「どうして障害者福祉の仕事をしようと思ったんですか?」
「これからどんなことをしていきたいですか?」

など、聞いてくださいました。

総括も生徒さんだったのですが、

うまく講演会の内容と感想をまとめてくださり、アッパレ!

その生徒さんに講演会後お声をかけると、
どうも尼崎の方!?

「じつは(月と風とのイベントなどが)気になってたんです。
 また参加します!」

と。お~お~!尼崎も将来がたのしみだよぉ~

月と風とのスタッフは、
障がいあるなしでなく、
人と人、としての関わりを大切にしています。

障がいがある方との関りが少ない社会の中で、
そんな関わりがすこしでも増えていくようお伝えしていきます。

高槻中学校のみなさん、ありがとございました!


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