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日記 81日目

先月の頭くらいに「今のお前の生活はマジで終わってる、7月までにバイトを始めなかったら家賃を徴収する」と絶望、破滅、終焉の宣告が言い渡されたが、現在まで特にその件について言及はされていない。なんとなく有耶無耶にして7月終盤までやり過ごしてきたが、そろそろ何かアクションを起こさないとマズいので、とうとう二年ぶりにアルバイトをする決意を固めた。

まずはアプリでバイト探しだ。希望はこじんまりとした書店、または交差点の交通量調査。もちろん飲食店は絶対NG。色んな作業を並列して行うことが大の苦手で、飲食店のホールなどの五感を如何に効率よく連携させる事ができるかが求められる職種で働くと、 脳がパンクしてしまい文字通り頭部が爆散、頭蓋の破片がお客様を強襲したり、脳漿や血液で衣服を汚してしまう恐れがあるので、そういった高度なスキルを要する職には付けないのである。

一通り調べてみた結果家から通える範囲には書店と交通量調査の募集はなく、特に目に止まるようなバイトも無かったが、バイトを始めるという事が目的なので、仕方なく妥協に妥協を重ねて選んだ1社に応募した。正直ぜひとも落としてほしい。始めなかった事の言い訳になるから。

応募した後で気付いた事だが、家から自転車で20分程の場所にある、入口に面した通りをカウンターから死神の目付きで眺めているおっさんが経営しているボロッボロの古本屋に、ダメ元でここってバイト募集してますか?と聞いてみるのもアリだなと思った。


おしまい。


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