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文房具

こんばんは。

誰の、何の役にも立たないようなどうでもいいことが書きたくて自分の周りを見回してみたところ、ちょうどいいものを見つけました。

文房具。

私は、基本的にはあまり文房具にこだわりはありません。
ただ、いつからか、いつの間にかできていた文房具に関する謎の自分ルールがあります。こだわりはないはずなのに。
どうでもいいことですね。今日探していたお題にぴったりです。


1つ目

普段筆記用具を持ち歩く人は誰しも、筆記具の中で一番頻繁に使う、いわば相棒のような筆記具があると思います。

私の場合は0.3のシャーペンがそうです。
メタリックなシルバーのカラーリングで、製図用のシャーペンのようにペン先にしっかりとした重心があります。

このシャーペンを使うときには必ず、芯をノック4回分繰り出し、グリップの一番上部分にのみ人差し指の先端がかかるように持ち、芯の先を紙の上にひっかけるような感覚で文字を書きます。芯がすり減ってきたら新たにノックして芯を出すのではなく、一度全て芯を収納してから再度ノック4回、丁度分の長さで文字を書き始めます。

細かくて面倒なことをしているな、と感じる人もいれば、自分も似たようなルールがある、と共感する人もいるかもしれませんね。

このルールは、シャーペンを使い始める前にあらかじめ決めたわけではなく、使っている途中で少しずつ増えて定着しました。文字が書きやすかった持ち方、芯の長さを見つける度に蓄積された”次からこう使おう”が、いつの間にかルールになっていたのでしょう。

ちなみに、私は普段このルールを意識して守っているわけではありません。なにも考えずとも、無意識のうちに守られているので自分のルールに縛られてストレスになる、などということはありません。むしろ、なんか文字が書きにくい、手が疲れる、いつもと同じ文字が書けないと感じる時にはなんらかのイレギュラーでこのルールが守られていないことに気づくことが多いです。

例えば、芯が短くなってきてノック4回分繰り出せていない時などには指先が紙に近く、いつもと比べて芯の先にやけに力がかかるように感じるので、正しい長さまで繰り出せるよう新しい芯を追加すると途端に書き心地がグッと上がります。

コンマ数ミリの違いなのに気付けるなんて、人の体ってすごいですね。

不思議なものです。
いつの間にか見つけて積み重ねたルールですが、それに則っていない時に違和感を感じるくらいには無意識に習慣化されていました。

他のシャーペンにも、シャーペンごとにおおよそのノック数が決まっていますが、ここまでしっかり定まっているのはこのシャーペンくらいです。言うなれば愛機なので今後もこいつを大事にしていきたい。


2つ目

これはあまり大きくないのでサクッと。

大切なことは紺色の0.3のボールペンで書く。

"大切"なことであって、"重要"なことではありません。
スケジュール帳に忘れてはいけない予定や締め切りを書き記す際は、私も赤を使います。
そうではなく、自分の心の支えとなるような予定を書く時、この先ずっと忘れたくない気持ちを日記に書く時、大切な人に宛てたメッセージを書く時、私は紺色の0.3のボールペンを使います。

ペンの種類は決まってはいませんが、よく使う数種類は常に手元にあって、気分によって使い分けます。
共通点は紺色で,0.3ということだけ。

何故紺色なのかは自分でもわかりません。お気に入りとか好きなイベント事を書き記す色は紫ですし、スケジュール帳に使うマーカーは浅葱色と決まっています。でも大切だと思うことは自然といつも紺色で書いています。

私の大切なものは、きっと深い紺色をしているのでしょう。


他にも細々としたいくつかのルールみたいなものがありますが、細かすぎて挙げるとキリがないので今回はこの2つにとどめておきます。
またいつか、今回よりももっとどうでもいいことが書きたくなったときには続きを書くかもしれませんし、そんな日は来ないかもしれません。


文房具、いいですよ。
最初にこだわりはあまりないと言いましたが、好きではあります。
相棒が胸ポケットにいる安心感、おすすめです。

では。