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ブランディングパンフレットを作る過程で、改めて自分が見えてくるんだよね

先日ブランディングパンフレットの制作をお受けしたお客様と打ち合わせを進める中で、気が付いたことがありました。
それは、ブランディングパンフレットとは何か?って言う意味が共有されていなかったことでした。

あ、そうか!私の説明不足だったんだ

普通パンフレットというと、会社の事業案内とか、商品案内をイメージしますよね。
でも私が作るブランディングパンフレットは、ちょっと違うのです。

どう違うのか?   例えて言うなれば、企業には企業理念というものがあるでしょう。社長は社員全員でその思いを共有するために、コンセプトブックとか作るじゃないですか。それに近いかなって思います。
商品を紹介して販売に直接つなげるためのカタログとかパンフレットとか呼ばれているものではないのです。
あくまでも、個人の仕事に対する思いや姿勢を、自分の歴史や過去を振り返りながら、なぜそういう思いに至ったのか?仕事を通して自分は誰に何を提供していきたいのかを改めて考えながら、自分自身で明確にしていく時間を打合せの中にあえて設けているんです。

パンフレットというより、自分史的な要素も含みます。

フリーランスや自営業としてお仕事を始めた方は、それなりの考えや思いがおありですよね。
明確にはなくても、何となく漠然とした思いがあるはずです。
お話しを進めていくと、皆さん必ず自ら気づかれていきます。

「あ、そうか、私がこれをやりたいと思ったのは、そういうことだったのだ」とか「私はこんな経験をしたから、きっと同じ思いをした人の役に立てるはず」とか

「私は誰かが幸せになるための力になりたかったんだ」と、自分の思いがはっきりしてきます。思いがはっきりしてくると、自分の内なる言葉が飛び出してきます。そして、誰のために何をしたいのかが客観的に見えてくるのです。

それを再度、自分なりに整理して、自分の強みを研ぎ澄ませ、自分の言葉や写真で表現する作業に入り、カタチにしていきます。

一人で考えていてもなかなか見つけられない言葉も、私と話をするなかで、気が付いてくださいます。また私もご本人から湧き上がってくる言葉を、お話しの中から拾い上げていきます。


ブランディングパンフレットを作る本当の意味はそこにあるのだと、私は思っています。

ブランディングパンフレットを見た人は、その人が売る商品や提供するサービスの説明より、何百倍の興味を持ってくれます。

なぜ人は興味を持つのか?

それはそこに生身の人のストーリーを感じるからです。これがブランディングの一歩です。

人はそういう思いに共感してくれれば、その人が作る商品やサービスに付加価値を見出してくれるのではないでしょうか?

それと、大事なことが一つあります。ブランディングパンフレットに載せる言葉は、こだわります。
通常ならばお客様ファーストの目線で作るものですが、ここに載せる言葉は、作る本人ファースト であってよいと考えます。
そこに第三者(お客様)に媚びる言葉は必要ないわけです。

ある意味自分に投げかける言葉 To meでよいのです。それが自分の個性を際立たせるあなただけのブランディングになるわけです。

あくまでもブランディングパンフレットは自分自身のためのものです。そこに誰かが共感してくれます。

そして、それが出来上がれば次のステップで、今度は販売につながるために、お客様目線の通常のパンフレットを作ればよいと思います。そこのところがごっちゃになると、自分もそれを見た人も、なんのパンフレットかがわからなくなってしまいます。

これからはモノを所有する欲求より、人と繋がることで人生を豊かにしたいと思う人が多くなるのではないかしら・・・自己開示をしていると、自然と同じ意識を持つ仲間たちが引き寄せられてくるものです。

この人と繋がりたい!と思う人に、名刺と一緒に手渡しすれば話も弾むことでしょう。

まずご自身で作ってみてはいかがでしょうか?ぜひチャレンジしてみてください。もしプロの手が必要であればお声をかけてくださいね。お手伝いいたします。

https://polishstory.amebaownd.com/








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