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芋ういろが食べたいのでつくる

「芋ういろ」を作ります。

もちろん漫画の影響。


自分はそういう人間である。

「八十亀ちゃんかんさつにっき」より

ちょっと宣伝されるだけですぐ食べたくなっちゃうのだ。
宣伝だらけのSNSを見てはならない人間の筆頭だろう。

今回もさっそく「雀おどり」のオンラインショップで取り寄せようとしたのだが、なんと調べても「芋ういろ」が存在しなかった。

ない

となればもうこの欲求を鎮めるには、自分で作るしかない。

材料を買ってこよう。


では「芋ういろ」を作っていく。

参考にしたレシピは以下のもの。(忠実に作ったかは別として)

さつま芋は水にさらしておいた。贅沢に鳴門金時をチョイス。

茹でて柔らかくする。
(塗装の剝げたフライパンでもまあいいでしょ……)


砂糖が必要だが、角砂糖しか存在しなかったのでこれで妥協する。
同じだろう。多分。

一個3.3gらしいので、個数で大体のg数が計れて最強かもしれない。

レシピによると砂糖は70~100gとのことなので、3.3g×24個=79.2gだ。

レシピでは薄力粉と砂糖を混ぜるわけだが、当然角砂糖では駄目。
なので「ジップロックの中で砕けば粉になるでしょw」と思って実行した結果が以下の画像である。

砕けやしない。

角砂糖は硬かった。

もうめんどくさいからお湯に溶かすことにする。
この後の工程でどうせ水を加えるのだから変わらないだろう。

加える水は300mlらしいので、150mlを砂糖水にする。
キャンプ道具は日常生活でも活きるのだ。

お湯によって角砂糖は即座に溶けていった。
さっきまでの苦労は何だったのか。


一方の芋。良い感じに煮えて柔らかくなった。

芋は半分を1cm角に切り、残り半分は潰すようだ。

角切り(適当)

芋を潰すのはさっきの角砂糖に使用したジップロックを再利用。

(感触が楽しい……!)

ここに薄力粉100gを加える。
まさかの詰め替え用がちょうど100gだったので最高に楽である。

もう全部ジップロックの中で良いんじゃないか?」と思ったので、粉も入れちゃう。

そこに砂糖水と水を何度かに分けて加えつつ混ぜる。

ジップロックが小さくて溢れてきたので、仕方なく別容器を使うことに。
芋を水に浸すときに使ったやつなので洗い物は増えないからよしとしよう。

あとはこの液体を牛乳パックに入れ、そこに角切り芋も加え、
横倒し状態でレンジで500W10分加熱。

(自分は横倒しで液が漏れる予感しかしなかったので、マステで口をふさぎ、別の空気穴をカッターで作った)

その後、粗熱を取って冷蔵庫に入れておくと……

こうなって……

こうなる!!


めっちゃ「ういろう」だわこれ!!

えっ……?

お店開けるのでは……?(過言)


牛乳パックで作ったからこその謎の部位も出来る。

では、いただこう。


……美味い!!


芋を多めに入れたせいもあるだろうが、超芋感があって最高!!


あんなにテキトーに作ったのに……!



そんなわけで、「芋ういろ」を作ったのだった。

きっかけは漫画で、そこに店に売ってないという状況が重なったことによるものだったが、よくもまあ作ったものだ。

自分のテキトーさ極まる作り方でも美味しく出来たので、皆さんはちゃんとレシピを読んで、より素晴らしいものを作っていただきたいと思う。

しかし牛乳パックを横倒しにして加熱とは……。
すごいことを考える人も居たものだ。


なんというか、noteって行動力をアップさせてくれるなあと思う。
今回の記事だって、「noteのネタになるかもだし、やるか…」という意識は確実にあっただろう。

今までだったら、「そのうちテキトーな店の芋ういろでも買おう…」とかで終わっていたはずである。

こういう前向きな力を大切にしていきたい。



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