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淀んだモバイルモニター界隈に、一筋の光が射したような射してないような……!!【VAIO Vision+】

転職したことにより、本来失われる予定だった夏休みがまさかの復活を遂げた。

そのためここぞとばかりに旅行や実家への帰省を考え始めているわけだが、そうなってくると欲しくなってくるのが外出時の作業環境である。

結局のところ、自分はスマホでの作業環境の構築には失敗したのだ。

申し訳ないがnoteの執筆ですら身体に合わなすぎてスマホでは出来る気がしない。


そこで登場するのがMacBookだ。

もうM3だM4だと言われている中で、自分が使用しているのは時代遅れ感のあるM1 MacBookAirだが、何の問題もなさすぎて未だに最強である。


……いや、問題はあったか。

正直なところ、作業領域が足りないのだ。


そういうとき、真っ先に検討するのはモバイルモニターの導入だろう。

しかしモバイルモニターというのは本当にしっくりこない商品ばかりというか、粗悪な商品があまりにも多い。

Amazonなんて本当に酷いもんだし、実際自分がかつて買ったモバイルモニターだって、今や2つとも壊れて使えなくなっている。

それらは今にして思えば、色も悪いわ、端子も貧弱だわ、良い所なんて皆無だったわけだが、もちろんAmazonで見た限りではすこぶる高評価だ。
サクラチェッカーを使うと散々なことになるが

そして当然のように、今のAmazonも昔と変わらず謎メーカーのモバイルモニターが溢れている。

サクラチェッカーを使うとほぼ”危険”な商品たち(売れてるけど)

疲れて帰ってきた後にAmazonにアクセスすることを繰り返す中で、「この中からまともな商品を探すのって最高に時間の無駄だよな……」と思い始めた頃、まさかの想像していなかった会社から良さげな商品が出ていたことを知った。

なんだか安心してよさそうな感のある”メイドインジャパン”を引っ提げてモバイルモニターを出してきた会社は……

なんとあのソニーから分離した『VAIO』だったのである。

どうした急に?

製品のデータを見ると、画面サイズは14インチで、13インチのMacBookとは良い感じにシナジーがありそうで、加えて世界最軽量の325gという凄まじい軽さ。

一応カバーを含めると700gくらいにはなってしまうのだが、かつてゲーミングノートを持ち歩いていたときは本体と充電ケーブルだけで3kgだったので、個人的には全然許せるレベルだ。

しかも付属カバーだけで自分が普段noteを書くときの上下スタイルが完成してしまうのがまた良い。

これはもう帰省や旅行での作業環境構築にはうってつけだろう。

カバー活用例(他に縦置きにもできる)

なお、この商品を知ったきっかけはYoutubeのコメント欄で見た、「なんでVAIO設立10周年でモバイルディスプレイ出してんだよw」というどちらかというと嘲りのコメントだったのだが、正直モバイルモニターを求めていた自分にはベストすぎるタイミングだ。

まあ本当に、得意のノートPCじゃなくてモバイルモニターを10周年記念で出したのは謎だなとは思うけれども。


そんなこんなで、「こりゃもうこれを引っ提げて帰省で確定だな…!」なんてことを考え始めた自分だったが、どうも詳細を調べていくと雲行きが怪しくなってきた。


まず『値段』なのだが、驚愕の5万4800円である。

この金額、さっき見ていたAmazonの有象無象モニターなら5つ買える

いやもちろんそれは安物買いの銭失いというやつなわけだが、いずれにせよモニターに5万4800円というのはなかなかのインパクトだ。

そういえば自分は今までVAIOのPCにお世話になったことが何度かあったが、基本めっちゃ高かったのを思い出した。

モニタだけお買い得なんてことにはならないよな……。


そして『解像度』も問題があり、本製品はフルHDに毛の生えたWUXGA(1920 x 1200ピクセル)。

うーん……正直なことをいえば、お値段的にWQHD(2560×1440ピクセル)くらいは欲しかった。


更にはモニタ本体の設定は『明るさ調整のみ』という超絶シンプル仕様らしく、色の調整などはできないとか。

(ま、マジで言ってんのか……?)


しかも液晶だし、リフレッシュレートも60Hzだし、当然タッチもできないし、HDMI端子イヤホン端子スピーカーもないのだ。


……どうしよう。

掘れば掘るほど、「高い割に微妙では…?」という自分の内なる声が騒ぎ出すのを感じる……!!



……というわけで、長々と調べたのにまさかの買わなそうな雰囲気である。

買わない理由が値段なら買っちゃえ☆」という言葉があるが、値段だけでなく性能にも問題を感じているのだからこうなるのも必然か。

なんというか、最軽量にこだわりすぎて必要なものを省きすぎなんじゃないだろうか?

5万円を越える製品ならば、せめてその辺の安物モニターにもついているような機能は省いてほしくはなかった。


ただ、情報を探る前までは買う気満々だった自分がいたのもまた事実。
なにかVAIOに輝くものを感じてはいたはずなのだ。

というわけで、ここはVAIOの次世代のモバイルモニターに期待したい。

2024年の7月に出たばっかりの商品の前で何言っとんねんとは思いつつも、改善されたら自分は買うから……!!


(他の記事を漁っていて、「iPadのSidecarでよくね?」とちょっと思ったけど)



「こうなったらもう、仮想デスクトップに慣れるしかないか……?」なんてことを考えつつ、休みの日が近づいていく。

子供の頃の夏休みは基本ダラダラするだけで全く有効活用などできていなかったが、今年の夏休みはどうなるだろうか。

気づけばあっという間に終わってしまうのが休みというもの。

有効利用せねば。


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