事情により、キャベツ無しポトフ【料理】
ポトフは良い。
切った具材を市販のポトフスープに入れて、煮るだけで完成するのだ。
雨になるのはわかっていたし、今日は買い物に行く気はさらさらなかった。具材は昨日のうちにバッチリ買ってある。
昨日の自分に感謝だ。
冷蔵庫からあれこれ具材を出す。
キャベツ、キノコ、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、肉。
切るのは面倒だし洗い物も出るが、
人間はやり始めると「やる気」が出るという習性を持っている。
まな板と包丁を洗い、料理スイッチは入った。
キャベツに包丁を入れる。
先住民が居た。
(画像は……いらないよね?)
いやー……キミ凄いな。
このキャベツ、4分の1カットだよ?
よく見つからずにそんなに中身を食い荒らしたもんだな……。
もちろん全廃棄である。
なるほど、虫に食われたキャベツは中身が茶色い感じになるのか。
……学んだよ。
いや学んでる場合か。
キャベツなくなっちゃったじゃん!
キャベツのないポトフなんて……イモとキノコと肉を煮たもんだよ!!
(……結構良いんじゃないか?)
なんか行けそうな気がしたので作ってみることにする。
まあ作るも何も、切ったものを市販スープに入れて煮るだけである。
料理というのもおこがましい。
しかしキャベツがない分、
「そこから出てくる水分が足りなくてアレなのでは?」という懸念がある。
現にスープが足りない雰囲気しかしない。
まあ、場合によっては水でも足そう。
それではひたすら煮ていく。
なんだか煮ていくと良い感じにひたひた感が出てきた。
・・・そして煮ること20分。
完成した。
「ポトフ」で画像検索したものとは全く違う謎の料理になっているのは間違いない。だけどまあ、味がOKなら問題ないのだ。
味はというと……
うん、ポトフだね!
そう、キャベツがなくてもポトフは出来た。
多分ジャガイモと肉だけでも成り立つ気すらする。
それではゆっくり、食べていくよ……!(パクリ)
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