【自転車】CATEYEのライトが高すぎるので、謎の自転車ライトを試す【SHARKODIN】
最近なんだか新しい自転車を買いたくなったので色々調べているのだが、今現在使用しているアクセサリ類も更新したいなと考え始めている。
特に前々からライトはどうにかしたいと思っていたのだ。
自分が現在使用しているのはCATEYEのVOLT800というライトなのだが、本体の重さと劣化しやすいブラケットの相乗効果でポロッと外れまくる上に、MicroUSB充電という太古の仕様がいい加減耐えられなくなってきた。
希望小売価格18700円のこのライトを当時は10800円で購入し、6年も活躍してくれたことは感謝しているのだが……
もう卒業させてもいいだろう。
そんなわけで、今回はCATEYEの代わりになるライトを買った話をする。
余計なことをあれこれ語るので、SHARKODINのレビューだけ見たい人は目次から飛んで欲しい。
そしてまだ使用して数日の段階なので、今後なにか問題が起きる可能性も十分考えられる。
その場合は何かあり次第追記していくつもりだ。
【自転車のライト高すぎる問題】
というか、自転車のライトなんて100円の乾電池式のやつで良いと思っていた人は多いのではないだろうか。
そういう人はきっと先程のCATEYEのライトの値段を見てびっくりしたと思う。
というか自分も驚いたのだ。購入履歴を見るまでは「なんとなく8000円くらいで買った気がする」とか思っていたくらいだし。
だがそれがまさかの1万円越え。ライト1個で。
当時の自分もよく買ったもんである。
……だがまだまだ上がいる。
これ以上の明るさを持ったモデルのVOLT1700は、Amazonの値引きがあっても22000円。(元値は3万円!)
これほどの明るさを必要とするのは真っ暗な山道を走り抜ける人たちくらいなものだとは思うが、驚愕のお値段である。
そして実は、今使っているVOLT800の後継といえるVOLT800NEOという新製品が最近発売したらしい。
だがこの商品、価格は以前と同じ18700円だが、実店舗での販売しか許していないようで、ネットショップなどによくある割引セールなどは絶望的なのだ。
つまり買うなら2万円である。
……残念ながら、自分はもうついていけない。(経済力的に)
それに自分は他のライトを全然知らないのだ。
見聞を深めねば。
【SHARKODIN(1200lm)性能あれこれ】
そんなわけで、今回自分が選んだのは『SHARKODINの1200lm(ルーメン)のモデル』である。(1500lmのモデルもある)
ちなみに名前の読みはシャークオーディンで、サメとオーディンなんてどういう経緯で組み合わせることにしたのかは謎だ。
えっ、なんでこのライトにしたかって……?
Youtubeで良いって言ってたからですね!!(すぐ影響を受ける)
ではスペックを見ていこう。いや凄いんだこれが。
もう完璧すぎるだろ……!
正直VOLT800に劣る部分が存在しない。
なお明るさに関しては省エネモードでしか使わない予定だ。
そもそも自分がVOLT800を買った理由も「200lmの明るさで8時間使えるから」なので、この製品の300lmで7時間30分という性能はベストなのだ。
そして防眩設計は相手を思いやるために必要なもの。要するにライトの向こうにいる相手の眩しさを軽減するための設計ということらしい。(初めて知った)
自分はVOLT800でも200lmかつちょっと下向きで使っていたわけだが、これを800lm状態で真正面に向けて使おうものなら、対向車がブチ切れて突進してくるのは間違いない。自転車だからってハイビームはNGなのだ。
そしてVOLT800はこの点が長年問題視されており、防眩性能を追加するパーツがあったりしたし、次世代機のVOLT800NEOではしっかり元から防眩設計になっているという。
(ドイツでは上部の光をカットすることや点滅ライト禁止などの仕様を守らなければ、ライト自体を販売できないルールが存在したりもする)
そしてSHARKODINはちゃんと充電端子もUSB Type-Cに対応。
もう逆に挿そうとしてストレスを感じることもないし、急速充電にも対応しているので充電も早いという。
また、充電しながらのライト使用に関しては、実は意外に大事な項目だったりする。例えば今使っているVOLT800の場合、モバイルバッテリーに繋いでいる間は使用できないのだ。
この6年で充電切れなんて1回しかないものの、VOLT800は切れたら基本もう終わり。モバイルバッテリーを持っていたとしても、ある程度本体が充電されるまで身動きが取れなくなる。(だからみんな3000円くらいのCATEYE純正バッテリーを買うのだが)
しかしSHARKODINなら、熱の絡みで明るさは省エネモード(300lm)に制限されるが、モバイルバッテリーで給電しながらの使用が可能だ。
Type-C端子なので、スマホ用に忍ばせておいたバッテリーをいざというときに使えるのは非常にありがたい。
そして逆に、このライト自体が緊急用のモバイルバッテリーになるという要素まで持っている。(容量は4000mAh程度だけど)
これらのメリットてんこ盛りで価格は驚愕の5000円未満。
レビューを見ると3000円くらいで買えた時期もあったらしい。(その安さはもうなんだか危険な香りがしてくるが)
まあ6年前に買ったライトと比較するのもあれなのだが、性能でも価格でも完全にこちらが上回っている。
……だがちょっと気になることもあるのだ。
それはサクラチェッカーの評価である。
【SHARKODINサクラチェッカーあれこれ】
このライト、サクラチェッカーで見るとちょっと微妙になる。
まあサクラチェッカーが万能ではないのはわかっていることなので、減点された理由を見ていこう。
警告の内容を見ると、「怪しい製品名」「マーケットプレイス商品」「中国だから」「評価日に偏り」というものだった。
まあ確かに無駄に長い商品名だが、個人的には許容範囲だ。
(「日本語の説明書付き」と商品名に書きつつ、そんなものは一切入っていなかったのは最高にヤバい雰囲気がしてドキドキだけど)
あと、英語か中国語がわからない人(+説明書を読まない人)だと、最初の起動時にボタン5回押しでロックを解除するということを理解できないというトラップもある。
(この挙動がわからずに初期不良だと勘違いして怒っている人がいたので一応書いておく)
評価日の偏りに関しては、自分も参考にしたこのライトのレビュー動画の投稿日が2023年8月なので、その辺りで急に買う人が増えたんじゃないかなと思う。(再生数1万回くらいだし結構買われてそう)
そもそもレビュー動画でも見ない限りこんな謎のライトなんて買おうとしないだろうし、レビューが集中するのは別におかしくない気がするのだ。
なお、この動画投稿者の方は実際に夜間環境でVOLT800NEOとも比較してくれている。
興味があればどうぞ。
【実際使ってどうだったか】
そんなわけで、商品が届いたので実際に深夜徘徊してきた。
VOLT800とSHARKODINを自転車に両方つけて、点けたり消したりしながら比較してみたのだが、現時点では普通にSHARKODINは良い製品である。
1回しか深夜徘徊してないが、わかったメリットを挙げよう。
まずライトの切り替え速度が段違いに早くて最高だ。
VOLT800の場合はボタンを押したあと0.3秒くらい経ってからライトが切り替わる感じで、しかも押すのが早すぎると800lmに強制移行するのが最高にストレス源だったのだが、SHARKODINは押したら即座に別のライトに切り替わってくれる。まさにサクサク動作だ。
これだけのことが、大きな満足感に直結するんだよな……。
そして明るさも今までの200lmよりも明るい300lmなので、もちろん満足。
むしろ今までの200lmが暗くて危なく感じるくらいだ。
でも防眩性能についてはあんまり良くわからなかった。(しっかり調べたわけではないが)
まあ自分はスピードもあまり出さないし、今までと変わらず下向き気味で使っていこうと思う。
そしてマウント部分はしっかりと固定されており、脱落する気配も感じないのでとてもいい。自分のVOLT800のようにガチガチにテープで補強した結果、簡単な着脱が不可能になることもなさそうだ。
マウントの仕方は土台に対して本体を90度回して固定する感じなので、これなら構造的にまず落ちないだろう。
(CATEYEのマウントは前後方向へのスライドなので、ライトが衝撃を受けた際に吹っ飛ぶことがあった)
なんというか、今のところは総じてVOLT800を上回っている。
今後はこのライトでいこうと素直に思えるくらいに。
あとはAmazonのレビューにあった「2ヶ月で充電できなくなった!!」というような現象が発生しなければ、大満足の製品といって差し支えなさそうだ。
【電池持ちと充電速度確認】
ところで中国製のモバイルバッテリーなどで問題になるのが容量偽装である。
この製品はそんなことしてないだろうと思いたいが、一応チェックしておく必要はあるだろう。
では省エネモードだと検証時間が長すぎるので、もしかしたら使う可能性もありそうな低照度モード:500lm(公式では4時間10分もつ)にて確認を行ってみよう。
勉強タイマーとタイムラプス撮影のスマホを設置して確認すると……
結果は『4時間3分』!!
素晴らしい!!
そして何が良いって、電源ボタンの色で残量がわかることだ。
なお、色の表示の変化時間は以下のような感じ。
時間を見るに、赤色になったら切れる寸前という感じだろうか。
とはいえこのライトは充電しながら使えるので、モバイルバッテリーさえあれば問題はない。
そして実はVOLT800にもお知らせ機能自体はあるのだが、本当にバッテリー切れ直前になってようやく赤く光りだすだけだったりする。
なのでVOLT800を使用する際には、「これ本当にバッテリー残ってるのか…?」という疑念を常に抱きながら使うことになる恐怖感があった。
しかしSHARKODINなら緑色だったら間違いなくOKだとわかるので安心だ。
それでは充電時間についても確認しよう。
公式では「Type-C高速充電」を謳っていたが、果たしてどうなるか。
では残量ゼロになったライトにケーブルを挿して、また勉強タイマーとスマホで撮影する。
結果は……満充電まで約1時間50分!!(公式では2.5時間との表記)
これは優秀!!
(ちなみにVOLT800は5〜9時間)
基本は10Wくらいで充電されていき、後半はしっかりとW数が下がって、バッテリーをいたわりつつ充電が完了したことを確認できた。
いやはや完璧じゃないか。
(これがサクラチェッカー評価☆3なの……?)
【PRじゃないです】
なんだかめちゃくちゃお金もらってそうな記事になっているが、SESAME5と同じで勝手に自分が盛り上がって書いてるだけである。
なにせ2万円のライト(VOLT800NEO)を買わなきゃならないと思っていたところに思わぬ良い商品が来てしまったのでつい。
そして繰り返しになるが、やはり6年も経つとより安い値段で性能も優れた製品が作れるんだなと実感する。
……いや、思えばVOLT800の発売日は2015年なので、もう9年前の商品になるのか。
そりゃ性能にも差が出るわけである。
とはいえそんなVOLT800は現在行われているセール中でも12000円。
過去1ヶ月で50個購入されているらしいので、まだまだ国産ライトの需要はあるようだ。
なんにせよ今後もSHARKODINが問題なく使えることに期待して、ライト業務はしばらく任せてみることにしよう。
そして自分が全然知らなかっただけで、他にもリモコンで操作できたり、暗くなったら自動で点灯したり、世の中には便利なライトが色々あるらしい。
この界隈もまだまだ掘り下げ甲斐がありそうだ。
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