【つながる旅行記#221】多摩動物公園のサーバルとおにいさんとアオサギと…?
では前回に引き続き多摩動物公園を見ていこう。
やはり動物園は楽しい!
そしていきなり動物園になさそうな建物が見えた。
これはライオンバス乗り場とのこと。
この特徴的な建物はケニア共和国の回教寺院をモデルにしたらしい。
回教寺院と言われても何が何やらだが、要するにイスラムのモスクのこと。
そういう言い換えもあるんだなぁ。
……!
ここは……!!
ちっちゃいチーター……ではなく、とべ動物園でも見たサーバルがいた。
サーバルのジャンプ力には定評があり、「ジャンプ力ぅ……ですかね」という飼育員のお兄さんの名言は一部界隈では超有名なのだ。
なお、多摩動物公園ではそのジャンプ力の凄さをお披露目するイベントを開くこともあるようだが、天候や体調によっては行われない。
なお本日は天候や人の少なさのせいか中止だ。残念。
そしてサーバルは客である自分を盛大に無視して、
突然ある方向を気にし始めた。
その視線の先にいたのは……
そう、飼育員のお兄さんである。
そして実は、彼はただの飼育員ではない。
なんと先程の名言で有名人になった、しんざきおにいさんなのである!!
いや~、なんだか飼育員と動物の強い結びつきを見られてほっこり。
そして有名芸能人のプライベートを偶然見ちゃったような不思議な感覚に襲われる。
いや、おにいさんは普通に飼育員をしているだけなのだが。
そしてせっかくの機会ではあるが、陰キャの自分はお兄さんに話しかけるなんてことはしない。
aosagiはクールに去るぜ……。
そして尋常じゃない量のアオサギに遭遇した。
えっ何この集団……?
彼らは動物園で飼育されている個体ではなく、動物園の木々にコロニーを作っているらしい。
なんと多摩動物公園には約200羽のアオサギが住み着いているとのことだ。
(展示してる動物より多いんじゃないのか……?)
まるでモモイロペリカンの中に馴染もうとしているかのようなアオサギたち。
だがペリカン目サギ科なので、ある意味正しい。
そんな彼らは、ペリカン用のアジを狙って池に訪れているのだ。
あぁ、アオサギの安住の地は多摩動物公園にあったんだな……。
良いもん見れたなと思いつつ歩いていくと、昆虫ゾーンがあった。
……正直昆虫はあまり得意ではない。
しかし入園料を払ったんだからしっかり見に行こう。
とはいえ昆虫が苦手な方もいると思うので、なんだかよくわからないグローワームの写真だけ貼っておくことにする。
(大量の昆虫写真を見るのが自分的にきついのもあるが)
グローワームは暗い洞窟の天井から粘液を垂らして虫を捕まえるという勘弁してほしい存在だが、体が発光して洞窟が星空のようになることで有名だ。
多摩動物公園で見れる環境があったとは知らなかった。
洞窟に輝く星空はとても綺麗……だが、現実はエグい。
夜光虫で輝く海が昼間見たら赤潮でしかないのと同じようなものだろうか。
見えないものを下手に見ようとしないほうが良いのかもしれない。
なお昆虫展示ゾーンはかなり充実しており、Gやらデカい昆虫やらバッタやらカブトガニやら、その内容は多岐にわたる。
しかし自分にはなかなか効く。
(こんな人間でも虫だらけの山には行けちゃうので不思議だ)
そして温室もあった。
ここはなかなか凄くて、綺麗な花が咲く空間に蝶たちが盛大に飛びまくりなのだ。
まるで楽園のよう……!
先月ここに放した蝶は1080匹らしい。
うわぁ……!
(なんとも言えない感情)
まあ自分は蝶はまだ問題ないと思える虫なのでOKである。
苦手なのは、さっき超巨大な像にもなっていたバッタ系だ。
子供時代のあれこれが原因なのだが、どうにもね……。
いやここバッタいるの!!?
速攻で温室から逃げた。
猿山で心を落ち着ける。
しかし蝶だけかと思いきやバッタがいたとは……!
思えば確かにピョンピョン飛んでいた。
自分はあのランダム性と勢いが駄目なのだ。
顔を上げると、周囲の木には盛大にアオサギのコロニーがあった。
動物園は大体が木に囲まれている場所が多い気がするし、コロニーを形成しやすい環境なのかもしれないな。
ではアオサギ成分も十分に取得したことだし、そろそろ帰るとしよう。
人混みで味わったダメージは動物のおかげで癒やされた……気がする。
多摩動物公園には今回初めて来たが、記事では紹介していない動物もまだまだたくさんいるし、展示も幅広くてかなり学びがある動物園だった。
アオサギもいっぱい見れたし、来てよかったな。
……さて、こんな都心から離れた場所に来たのは一応意味がある。
明日に向けて、今日はもうホテルで休むとしよう。
次回へ続く…!
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