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MBTI診断で真逆の自分をクリエイトしてみた! 【そもそもMBTIとは?】

話題沸騰!!


『MBTI診断』
って知っていますか!?(数年遅れ)


noteでも「私はISDNです」という感じで、自己紹介欄に謎の4文字を載せている人をみたことがある人も多いだろう。

あれは性格を表した4文字なのだ!!


正直4文字で表されてもどんな性格なのか全くわからないわけだが
、わかる人にはわかるからOK!!

MBTIの結果にはそれぞれ相性もあるので、「ISDNの人なんだ……!じゃあVDSLの私と仲良くなれそう!!」みたいな出会いにも繋がるのだろう。

すごい!!


そして自分の診断結果は論理学者(INTP-T)です!

友達がいなそうな回答をして知識欲をアピールしたからかな!


そしてこの結果を見てふと思った。

真逆だったり、自分の「こうなったらいいなあ」と思う性格を無理やり選んだらどうなるんだろう……?


友達との社交を人生の上位の楽しみに据えて、
日々目標に向かって燃えていて、
いつでも頑張れる理想の自分……!

その結果がこちら!!

見事に主人公(ENFJ-A)になったぞ!!

こんな自分だったら、周囲の仲間たちと協力して、自分の正しいと思うことを成し遂げていけることだろう!


(つまり本当は真逆の自分には、これは無理ってこと……?)



まあそれはともかくとして、MBTI診断が流行したきっかけはなんだろう。

元を辿ると、どうも韓国での流行が発信源のようだ。

韓国ではK-POPのアイドルによるMBTIの診断結果がSNSで共有されており、「私は〇〇さんと同じだ!」「私は〇〇さんと相性が良いんだ!」とかそんな感じで広まっていったのだと思われる。

噂では韓国はバイトの面接でもMBTIの結果がほんのり聞かれるなんてこともあったというが、結構な流行具合のようなのでありえない話ではないかもしれない。

韓国人は占い系コンテンツが好きなようで、血液型診断なども広く知られていたようだが、それが今はMBTI診断に切り替わったらしい。


ではこのMBTI診断の信憑性はどうなのかといえば……実は非常にややこしい

正確に言えば、自分も使ったカクカクしたモデリングのキャラクターがでてくる診断サイトはMBTI診断をしていないのだ

カクカクキャラ

おそらく大半の人がこのサイト(16Personalities)でMBTI診断結果を出していると思うが、実は専門家の元で行うMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、適性や適職の診断などは一切行わない別物である。

ネットでちょちょいと質問に答えて、すぐに答えが出るようなものではない。


そしてそもそも、「16Personalities(自分が今回使ったもの)」と「MBTI」は根底にしているものが異なるのだ。

MBTIカール・ユングの心理学をベースにしているものだが、
16Personalitiesビッグファイブという心理学理論をもとにしていると公式が明言している。

なので16Personalitiesをやった人がその後MBTIを専門家の元で受けた場合、まったく別の4文字になることが普通にある。


そして16Personalitiesではよく見ると、4文字ではなく後ろに謎の文字が追加されているのがわかるだろう。

INTP”-T

これは最後がTだと「慎重型」で、Aだと「自己主張型」なんて言われているのだが、「正規のMBTIのパクリだ!」という権利上の争いに発展するのを避けるための表記という話もあったりする。

要するに16Personalitiesは権威付けにMBTIを利用した感が強いのだ。


そしてさらにややこしいのが、先程述べたビッグファイブという心理学理論が疑わしいものなのかというとそうでもなく、『そこそこ使える』ということで、心理学者が結構使っているものだったりする。


とはいえ心理学者が使っているからといってビッグファイブが完全かというと、そんなわけでもなくて……


そもそも16Personalitiesが本当にビッグファイブをもとにしてるのかどうかなどなど……



……まあ何を言いたい記事なのかと言うと、16Personalitiesは占い程度に思って深刻に扱わないほうが良いんじゃないかということだ。

そもそも性格なんて環境によって変わるものだと思う。

自分だって友達の家に足繁く通っていた時期もあれば、引きこもってゲームした時期もあり、旅行三昧な時期もあるのだ。

他人と関わりたくないな……なんて思っていた時期ですら、道端で困っていた人がいたら助けちゃったりもしたし、その逆で放置したりもした。

内向的か外向的かなんてきっぱり分かれるものではないのだろう。


なので自分は「あなたは主人公にはなれません!!」と言われても、
はぇ〜…」程度の感想で受け流して行こうと思う。

いや実際そんなに主人公になるつもりもないし、目立ちたがり屋でもないのだ。

だがそうなると「なんでnoteに毎日記事を書いてるの?」という話にもなり、やはりわけのわからないことになる。


月並みな発言だが、人間は単純じゃないんだろうなって。

そんなことを思ったのだった。


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