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【SO6】ソーアはどれだけ囲碁してるのかを検証した記録【裏ダンジョン】

スターオーシャン6には、ゲーム内のゲームとして「ソーア」というものが存在する。

ソーア

ルールは多少ややこしいが、基本はマス目の線の交差する部分に駒を置き、周りを囲んだら駒を取れる。そんなゲームだ。

つまり「囲碁」である。


もちろんそのまま囲碁を持ってきたわけではなく、「駒の役職」や「攻撃力」「自分の体力」の概念などがあるので、囲碁とは少し違う。

最初は久々の囲碁(風味)に心躍ったのだが、やってるとその、ね……

相手がめちゃめちゃ弱いんだよね……。


いやこれは別に囲碁強いです自慢をしたいわけじゃなく、
子供が囲碁教室に行ったら1時間で打たなくなるような手を、コンピューターは延々打ってくるのである。

例えば下の画像の赤い表示の駒がコンピューターの打った手だが、一番打ってはいけない場所に打っているのは囲碁初心者でもわかる。

ここに打ったら次の手番で駒の隣に打たれて、どうやっても逃げられずに隅まで追い詰められ、全部取られてしまう。

基本的に隅っこに打ってはならない。
逃げ場が少ない手は弱い手なのだ。

別にソーアは陣取りゲームではないが、囲碁以上にこういう手にメリットがないゲームだと思う。


そんなソーアには段位制度が存在する。

初級中級上級と上がったあとは、
初段二段三段、…(中略)…八段名人国士無双…

しかしこんなに仰々しい段位制度があるにも関わらず、
いつまでたっても敵のAIは初心者みたいな打ち方をしてくるのだ。

相手は”国士無双”……これはやばいぜ……!」とか思って挑むと普通に肩透かしを食らう。

駒の強さや種類は変われど、囲碁AI的な意味では打ち筋はあまり変化していないのだ。

だが、作品としてはこれでいい

だってスターオーシャンは”囲碁RPG”じゃないから。

下手に敵AIが強くなったら、今度は囲碁のルールを知らない人が不利になってしまうだろう。

自分が戦闘難易度をイージーで済ませたように、
こんなミニゲームで余計なストレスを味わう必要もないのだ。

(そもそも囲碁の打ち方を想定してAI設定してるかも疑問だが)

まあゲーム内のちょっとしたお楽しみ要素だ。
AIにそこまでこだわる必要もないだろう。


……しかし攻略サイトを見ていたら、こんな記述があった。

「裏ダンジョンのボスを3回倒すとソーアができる」


・・・


もはや力を入れてるんだか入れてないんだか謎である。

まさかの最後の最後のコンテンツにソーアって……。


だがここでふと思った。

もしかしたらAIめっちゃ強くなってるかも……?」と。


というわけで、裏ダンジョンへの挑戦が始まった。

(以降、裏ダンジョンのネタバレを含みます)


しかし裏ダンジョンのボスを3回倒すという道は険しい。
イージーモードであろうとなかなかの難易度なのだ。

なぜなら裏ダンジョンからはいきなり装備のインフレが始まるからである。

いままで防御力500だの1000だの騒いでいたところに、
突然5000とかをぶっこんでくるのだ。 ディスガイアか?

しかしこれがないと正直裏ダンジョンは厳しい。

そしてまた中ボス的なイモムシにボコボコにやられる。
この作品のイモムシはなぜこんなに強いのだろうか。
近距離、中距離、遠距離、隙がないと思うよ?

た す け て

そんな試練を越えた先……

そこには謎のマッチョマンがいた。 

そして勝った。

(ぶっちゃけイモムシのほうが強かった)

しかしここで驚愕の事実を知る。
どうやらこの裏ダンジョンは前座なのだ。

ソーア対決ができるのは裏ダンジョン2である。
だがそこは生半可な装備では太刀打ちできない。


ここで初めて、アイテムクリエイションに頼ることにする。

賢者の石を作り、最高の武器を得るために……。

迫真のクリエイション画面

装備を一応作ったので、裏ダンジョン2を進んでいく。

どうやら裏ダンジョン1と同じく、ネタ要素満載な感じで行くようだ。

滅びの風をその身に受けるがいい

アイテム使いまくりで必死に戦い、最上階に到達する。

しかし実は賢者の石で作った武器と防具は最高のものではなかった。
時間がかかって面倒だから妥協したのである。

「イージーだからいけるでしょ笑」と甘く考えていた自分に襲いかかってきたのは、うまい棒地獄だった。

山のようなうまい棒

そう、裏ダンジョン2は途中で帰ったら最初からやり直しという鬼仕様なので、アイテムが枯渇する。

ありがたいことにダンジョン内にはが存在するのだが、売っている回復アイテムはうまい棒しかない。(蘇生アイテムなんてもちろん補充できない)

まるで公式が「うまい棒だけあればいいでしょ?」とでも言っているかのようだ。

(一体やおきんはどれだけ資金面でトライエースを支えたのだろう)


まあそういうわけで、最上階までの過程で他のアイテムを使い果たした自分は、うまい棒をボリボリしながら生き永らえるしかなかった。

うまい棒じゃだめでした

やっぱこれ装備集めないと無理だわ」と理解したので、
大人しく最強装備を揃えることにする。

湯水のように時間を注ぎ、装備を作り上げた。
イージーモードなのにやってることは他と変わらない気がする。

・・・

そして無事に3回倒した。
装備さえ揃えればイージーモードなのでそこそこ楽だ。

いよいよ待ちに待ったソーアタイムである。

「この世の理を超えた力でねじ伏せてあげるわ」


これは楽しみじゃないか……!!(強そうな予感)


体力は10000
だが駒の攻撃力もすごそうなので、さほど時間はかからないだろう。
囲碁とは違い、盤面すべてを埋める間もなく対戦が終わるのがソーアだ。

まずは三々(さんさん)に構える。

そして相手の1手目、そして2手目が打ち終わったが……

赤(敵)が打ったあとの盤面

ふむ……。

(こりゃ弱いか……?)


その後案の定、アタリ(取られる一歩手前)になった駒を逃がす動作をおこなっている。これは今までにも敵AIが何度も見せてきた動作だ。

だがこれはあまりよくない。
逃げたとしても追加の駒もろとも取られるだけだからである。

一応これでも、相手の駒を一つ消滅させるぶっ壊れ効果をもつ”アサシンの駒”が手札にあれば打開は可能だが、残念ながら彼女の手札には存在しない。

序盤で無駄撃ちしたからである。

すごい火力だなしかし

そしてその後なんやかんやで普通に進み……。

順当に勝った。

いや、でもこれはAIが賢くなってたら無理だったかもしれない。

駒が取られないようにうまく立ち回られたりしたら、
単純に火力の差で負けていたことだろう。

(意外とトライエースは絶妙な調整をしていたのか……?)

(ちなみに貰えた駒は能力的にはしょぼかった……)


結論:AIは弱くていい。


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