【つながる旅行記#160】舞鶴引揚記念館~白樺日誌と引き揚げ~
前回に引き続き、舞鶴引揚記念館の展示を見ていく。
57万5000人以上がソ連によって強制連行されたシベリア抑留。
そのあまりにも過酷な生活の中で、舞鶴市出身の瀬野修(せのおさむ)さんが残したのが「白樺日誌」だ。
瀬野修さんは白樺の樹皮を紙代わりに、煤を水に溶かしたものをインク代わりにして、日々の思いを和歌にして綴った。
まともな食事すらとれず、加えて極寒と重労働の中でこんなことができたなんて、どれだけ強い人だったのだろう……。
ふとヴィクトール・E・フランクルの「夜