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絵画からイメージ作曲2022.3.17(185)

「目を開けた雌ライオン」ガルツォーニ 1639年

作家の第一歩は、
模写つまりモノマネからスタートします。
どんな巨匠でもです。
この作品も模写に少しオリジナルを加えたもの。何かを創作している人は、もっと真似しましょうね。

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動物の絵を見ると反射的に、サン=サーンス「動物の謝肉祭」を思い出す。そんなイメージのハ長調からイ短調への転調になりました。

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ジョヴァンナ・ガルツォーニは、私のお気に入りのバロック期の画家。当時の多くの画家にならって、モチーフの身ぶりや表情に多少手を加えてオリジナリティを出しながら、他の画家が描いたドローイングや絵を模写していました。この作品は、アルブレヒト・デューラーが描いた動物や風景のスケッチーおそらくイニゴー・ジョーンズの所蔵品ーをガルツォーニがイングランド滞在中に模写したものの1点。ガルツォーニは、デューラーが描いた眠る雌ライオンのドローイングを忠実に模写していますが、開いた片目と、笑っているかのような口元のラインを強調することで、わずかとは言え、興味深い変更を加えています。
デイリーアートより

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