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絵画からイメージ作曲2022.6.11(271)

「王妃ネフェルティティの胸像」作者不明 BC1340年ごろ

この作品が、
約3500年前だということにも驚かされるが、
片目が無いことが興味深い。
現代、必勝ダルマ人形に、選挙などで勝った時、片目を描く慣例があるのは、この時代からなのか?

厳格で神々しいト短調になりました。

ト短調 4分の3アレグロ

ネフェルティティの胸像は、ベルリンのエジプト博物館最大の目玉。彫刻家トトメスの工房跡から発見されたこの胸像には、トトメスの作風の特徴がよく表れています。CTスキャンによる調査の結果、石灰岩を芯として、肩と王冠の部分は化粧漆喰を複層的に重ねてできていることが判明しました。顔の精細な造形、目と口の周りのしわの一本一本や、首の腱の正確な描写は、1ミリ以下のところもある薄いしっくいの層で形成されています。左の眼窩は空洞で、右目は瞳をはめ込む前の状態がわかります。右目は黒く色付けした蝋と結晶化した石英でできており、制作者は彩色を施すことで完成した作品の全体像を予想したようです。王妃の胸像は、この型を元にして複数制作される予定でしたが、古代エジプト第18王朝の女王であり、アクエンアテンの偉大なる王妃であったネフェルティティは、この胸像が完成して間もなくして政治の表舞台から姿を消したのです。ネフェルティティは、その時まで夫であるファラオの政治的、宗教的な意思決定のすべてに関与していました。

デイリーアートより

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