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絵画からイメージ作曲2022.1.24(133)

「サムソンとデリラ」リーバーマン 1902年

「サムソンとデリラ」は旧約聖書の物語の1場面。
強靭なサムソンの弱点が髪の毛であり、
それを切り取って勝利を得ているシーンです。
同タイトルのオペラを私の大好きなサン=サーンスが作曲しています。

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やった〜、というより静かな勝利の感じ。
ゆったりとしたト長調になりました。

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勝利をつかんだデリラ。勝ち誇った彼女が、戦利品のサムソンの巻き毛を味方に捧げています。髪を切られたことで無敵のパワーを奪われ、デリラの足元にうずくまっているのはサムソン。白いシーツと灰色の壁という殺風景な背景をバックに、裸の2人がドラマチックなポーズを取っています。リーバーマンは、旧約聖書の物語を、現代の男女の争いとして描きました。愛する男性の力を奪った魔性の女デリラ。強い女性のイメージが、世紀の変わり目の大衆の想像力をかき立てたのです。
デイリーアートより

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