絵画からイメージ作曲2022.1.15(124)

「ヒュアキントスの死」ティエポロ 1753年

古今東西、有名な絵画に
死をテーマにしているものは多いです。
非業の死
不慮の死
未練の死
いろんな感情を伴うんだけど、
最近私もつくづく「諸行無常」を感じています。

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レクイエムでもよく採用されるホ短調になりました。

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この大きな油彩の主題はオウィディウスの『変身物語』(第10巻)から取られたもので、青年ヒュアキントスへの神アポローンの愛の致命的な結果と関連があります。その古典の物語によると、ヒュアキントスは競争中に投げた円盤で頭に致命的な傷を負ってしまうという、彼自身の不器用さで亡くなりました。物語のもう一つのバージョンでは、円盤を投げたのはアポローンで、地面か岩から跳ね返った円盤が誤ってその青年を殺めたとされます。また別のバージョンでは風の神ゼピュロスが、嫉妬と報われない愛のためにヒュアキントスへ円盤を向かわせました。青年を生き返らせることはできず、アポローンは彼を花へと変えました。ティエポロはその花を、右下の美しい茂みの中へ描いています。
デイリーアートより

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