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楽しみにしていた結婚式を延期したけど、前向きに考えた。

我が家は結婚3年目になりますが、夫婦揃って自営業のため入籍だけで結婚式をしておりません。
 
「プロポーズと結婚式はちゃんとしろ、一生言われる。」

と、世の中から言われ続けていたものの、プロポーズは顔面白塗り全身タイツで友人達と参加した雪上鉄人レース(雪の山道を3km登って山頂の城を目指す)という頭のおかしいレースで、ゴールと共に首につけていた銀色の首輪を差し出してプロポーズして無理矢理OKをもらうという愚行をしている僕には後がないので、結婚式はちゃんとやらねばと企画したのが今年の5月に実施する予定だった「アウトドアウェディングフェスティバル」でした。

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端的にいえば、新潟県十日町市にある清津川フレッシュパークという無料のキャンプサイトと日帰り温泉のある公園で、誰でも参加できる音楽フェス&マルシェを開催して、その中に挙式をぶち込んでしまおう算段です。
 
「大塚家のことを知らずとも、音楽フェスならば誰でも楽しんで参加出来るし、色んな所から、この機会にこの地域を知ってもらえたらいいね」
 
そんなことを話しながら準備を進めていたのですが、このご時世。

『1年後に延期』と決断せざるをえなくなってしまいました。

1年越しに準備していたけど、延期に至った経緯

今でこそ、緊急事態宣言で、それどころではない状況ですが、延期を決めたのはもう少し前でした。

コロナ状況を伝える報道が刻一刻と変わっていた2月末頃。
自分達が準備してきたことだったり、費用のこともあったり、正常性バイアスがかかっていて、5月頃には終息してるんじゃないかなと楽観視していた訳です。

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こんな写真を両親やら祖母やらに送ったのですが、とても喜んでくれたのですが、一番来てもらいたかった祖母がポロリと「恐ろしかばい」と言ったのです。

感染リスクだけの話ではない。

「さすがに自粛しすぎなんじゃないか」というムードと考えを自分も持っておりました。
 
自粛要請が出る直前に実施した「全日本まくら投げ大会」も賛否あったものの開催したことということもあり「このまま結婚式もいけるっしょ」という心でいたのですが、祖母の一言が効きました。

▲ 2月22日(土)、絶妙な時期に開催したイベント

実施をしたとしても、隠れキリシタンが如くヒソヒソと、SNSにも写真は挙げにくいし、参加者も気もそぞろで、どうやったって楽しめないですよね。

「そもそも、関わる人が楽しめないなら、多少の迷惑がかかっても延期した方が良い。」
 
こういう当たり前のことに、延期・中止したくないばかりに、当事者はなかなかスパッと辿りつけない様ですが、今年は見送ろうという決断が早めに出来ました。

延期が決まって頭をよぎったこと

「音楽フェスみたいなものだから、誰でも気軽に参加してね!」と狂(ふ)れてまわっておりまして、
 
時間や頭の容量を割いてくださった方々、スケジュール帳に「オオツカ」と記入をしてくださった方々に、延期することが『申し訳ないな...』というのが最初に思ったことでした。
 
結婚式、1年後に延期します

大塚&本間のアウトドアウェディングフェスは1年後の5月頃に延期いたしました。関係者の方々には順次延期のご連絡をしておりましたが「音楽フェスみたいなものだから、誰でも気軽に参加してね!」と狂(ふ)れてまわっておりましたので、こちらの投稿からも延期のご案内をさせていただけたらと思います。
 
楽しみにしてくださっていた方々、お手伝いしてくださると心温かいお言葉をかけてくださっていた方々、地域の皆様には、重ねて感謝申し上げます。
 
世の中がこういった状況とはいえ、時間や頭の容量を割いてくださった方々、スケジュール帳に「オオツカ」と記入をしてくださった方々に延期のご連絡をすることになってしまい申し訳なく思います。
 
「大塚家のことを知らずとも、音楽フェスならば誰でも楽しんで参加出来るし、色んな所から、この機会に十日町に来てもらえたらいいね」
 
と準備をしてきただけに残念です...。
 
今でこそ、緊急事態宣言で、それどころではない状況ですが、延期を決めたのはもう少し前でして、一番来て欲しい祖母がポロリと「怖い」と言ったので、今年は見送る決断が出来ました。
 
さて、余談ではございますが「のび太の結婚前夜」のウェディングドレス合わせで、カーテンがシャッーとスライドして花嫁姿のしずかちゃんがパッと現れるシーン、ありますよね。
 
実際に体験したのですが『結婚』の文字がMicrosoft Word のアート効果みたいに頭の中に浮かんできました。
 
良いものですね、ウェディングドレス。
みんなの前で着させてあげたいなと思いました。もう一回、「カーテンシャー」って出来るので、それは得したかもしれません。それから、これから1年間でお会いする人達とも、ご一緒できるかもしれませんね。
 
僕らは延期という判断が出来ましたけど、泣く泣く中止したり、ソワソワと不安な気持ちを持ちながら決行したりした方々のことを思うと胸がキュっとなります。
 
1年後に何も気にせず、いっときでも人生上で交差したみなさんと再びお会いして、楽しめることを願っております。延期後の日程や内容はあらためて、ご案内させていただきますね。
 
結婚式の名前はオオツカーニバルとホンマルシェと呼称してイラスト・ポスターまで起こしておりますが、そちらもどこかでお目通しいただけたら嬉しいです。
 
それでは、ストレス等でお気を病んだり、ワタクシのように自粛肥えいたしませぬよう、くれぐれもご自愛くださいませ。

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ウェディングドレスはナチュラル&ガーデン調が素敵なMaison SUZUさん。レースのこだわりとか絞りの質感とか良かったです。

地域PRをしている会社を経営しながら、個人でライターやファシリテーターもしています。日本文学が好き。