好きなもの

noteのお題を今年はこなしてみたいなと思った今日この頃。

すきなもの?布教したいものってなんでしょう?私が好きなのはアイドルです、昔の。それと切ない歌詞。

アイドルは、いいです。彼女たちは、得体の知れない私たちに愛嬌や夢を与えてくれます。現代では、アイドルという定義がわからなくなってきましたが、見えない相手に愛嬌を振りまいているのは変わりありません。しかし、その中でも山口百恵さんは私にとって衝撃的なアイドルでした。

彼女で有名な曲は”プレイバックpart2”などありますが、この”プレイバックpart2”は強気な女性をクールに歌っています。彼女がこの曲を歌謡番組で歌っているところをみて欲しい。彼女は笑っていない。Winkも無表情で歌っていたが、それとはまた違うバーの端っこにしっとりと座る未亡人のような暗い何かを抱えて生きてきた人のように思うのだ。当時のアイドルについていた親衛隊(ファン)の掛け声は、その未亡人に虜にされてしまった男どものように感じる。こっちを向いて欲しい、しかし彼女はバカにしないでよと叫びながらながらも意中の相手に顔が向いている。そんな感じに私は思えるのである。

ここまで文章を書いているとただアイドルが好きというわけではないように感じる。私が好きなのはそこから想像できることが好きなのかもしれない。山口百恵と親衛隊やWinkと振付け師との関係(この前テレビでやっていた。振付け師が怖くて真顔のまま踊ってしまたという話)のように。そう考えると切ない歌詞が好きなのも、想像をしてしまうからだと思う。


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