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「スマホを落としただけなのに」の恐怖

「あなたは、誰?」(稲葉麻美)
映画「スマホを落としただけなのに」(中田秀夫監督)を観た。
彼氏の富田誠(田中圭)に電話をした稲葉麻美(北川景子)は、受話器からの聞き覚えのない声に言葉を失った。麻美は富田のスマホを拾ったという男と横浜のカフェで待ち合わせたが、本人は現れずにスマホだけが戻ってきた。しかし、その日を境に不可解な出来事が頻繁に起こり始める。


身に覚えのない高額なクレジットカードの請求や見知らぬ者からのメール、SNSで繋がっている人からのネットストーキングが続く。麻美は落としたスマホから個人情報が流出したことを心配し、情報セキュリティ会社の浦野善治(成田凌)に安全対策を設定してもらったが、その夜、何者かにアカウントを乗っ取られて、誰にも見られたくないプライベートな写真が次々とSNSにアップされてしまいます。その後、友人の見られたくない画像まで流出し、どんどんエスカレートしていきます。そして富田の上司の小柳守(バカリズム)は、身に覚えのないSNSで麻美に執拗にアプローチをかける。
その頃、人里離れた山の中で多くの若い女性の遺体が見つかり、捜査課の加賀谷(千葉雄大)は、犯人は長い黒髪の女性ばかりを狙っていたことを掴みます。スマホを拾ったのは誰なのか、連続殺人事件の真犯人が忍び寄る魔の手、そして、明らかになる麻美の奪われた禁断の過去とは?というミステリー映画です。続編は、乃木坂46の白石麻衣がヒロインです。

「今の世の中、スマホが使えないだけで、まったく身動きが取れないのがよくわかりましたよ」と富田誠が本作で語っているように、スマホには個人情報のすべてが入っているので、正しく使えば便利な反面、悪用されたらこの作品のような出来事も起こりかねない危険も潜んでいます。正しく使えば、SNSは世界中の人と繋がることができる欠かすことの出来ない便利なツールです。くれぐれもスマホは無くさないように気を付けたいと思います。(敬称略)


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