Vtuberとリアルな身体

最近にわかにTwitterで
盛り上がっていた例の件。

俺はどちらかというと、
3次元要素は、
好ましくない派だったのだ。
だが少し前くらいから、
そうでもなくなった。

特に大きなきっかけがあったわけではないが、
自分の中での問題意識の切り分けが済んで、
どっちでもいいんじゃないか
という気持ちになった。
それについて書いておく。

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まず
3次元タレントの
「Vtuber化」はあまり好きじゃない。
「〇〇から、Vtuberになる」という事
それ自体がそもそも奇妙に思える。
Vtuberは最初から
Vtuberという存在であれ、と思ってる。
はじまりが Vtuberでない
ならば Vtuberと思えない、
という傾向が若干ある。

人格の拠り所を Vtuberという
キャラに置いていること、
具体的な人物感が
不明瞭であることを重視してる。

ゆえに、3次元タレント、
3次元タレント性が
強いバーチャル存在を
Vtuberとは感じない。
バーチャルアバターを得た、
という言い方ならいい。
言い方の問題ではある。

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多分本当に言葉の使い方が
気になってるだけだ。

私は”Vtuberという名のタレント”として
活動をしている人を好きなのであって、
”Vtuberという仮の姿を持つタレント”は
好きではない。

ただ、注意したいのは
別に3次元タレントが
嫌いじゃないということだ。

例に出すのは大変失礼だが、
Vの姿のヒカキンは見ないけど、
普通の姿のヒカキンは見るし、
Vの姿のゴマキは見ないが、
モー娘。時代のゴマキカッケーと思ってるし
リスペクトの気持ちがある。
Vtuber二宮はノットフォーミーだけど、
嵐の二宮がドラマに出てても二宮だーと思うだけ。
まあ、二宮さんの場合は、
プロモーションの事情がありそうだけど。

3次元タレント性が先にあったかどうか。
これが一つ目。
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二つ目も近い話だが、
インターネッツというトンチキ空間に
取り込まれた存在かどうか。
これも大事にしている価値観である。

例えば、しぐれういさん。
イラストレーター本業だが
何故か、彼女は確かに
Vtuberだという直感がある。
ビジュが可愛いから?いやいや…
イラストレーターとしての姿はないから?
それはそう。

何より彼女がインターネッツ存在だからだと思う。
浮世離れしていてバーチャルなキャラ立ちがある。

3次元タレントをVtuberとして認めずらい事と
表裏一体だが、リアルでこんなキャラだったら
オタク過ぎだろ、くらいな浮世離れ感が
Vtuberには欲しいと、そう思っている。
しぐれういは、その点あまりにもキャラすぎる。

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どんなに破天荒なキャラの方でも、
実際に裏ではとんでもなく
まともで社交的な振る舞いがあったり、
本当になかったりもするんだろうが、
裏はどうあれ、表はキャラ立ちしてて欲しい。
人物立ちではなく、キャラ立ちをしててほしい。

だから、キャラのなりきりをしている方、
なりきるまでもなくキャラ立ちしてる人は
Vtuberだねって気持ちになりやすい。

ゆえに、イラストレーター型のVでも、
Vtuberとは思えないなって人もいる。

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イラスト添削するのにビジネス的に都合いいから
美少女姿で普通に話すだけ、みたいなスタイルの方は
バーチャルアバターを着たイラストレーターであり
Vtuberというのとは感覚的に違いますね、と思う。

これもただの言い方の問題だけど
細かいことに価値を置きたいものなのだ。

例えば、イ●シーさんって
ライブ2DでYoutube活動されてるけど、
あくまでイラストレーターを名乗ってて
Vtuberとは名乗ってないっぽい?
私の価値判断でもVtuberではないと思う。
※イクシーさんの絵は大好きだし、
 イラストレーター周辺のタレント性に
 非常に優れた方だなと感じている。

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どうしても話が長くなるが、
3点目。まず、おめシスなんだけど
だいぶ知ってから長いが
二度、心が離れかけた時期があった。
一個目が、レイちゃんが出産した時。

すげー!と思ったし、おめでとうと思ったけど、
どこか生々しくてちょっとだけ離れた。
戻ったきっかけは大してなく、
単に時間による慣れと
コンテンツの変わらないクオリテイゆえ。

二度目は、
頭だけVtuberスタイルを確立した時。
これも、技術的にすげーと思ったが、
生々しくてちょっとだけ離れた。
けど、別に変わらないんだなってわかったら、
普通にまた見るようになった。

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部位チューバーという名付け、
発明をしたのも良かったのかもしれない。
名付けは、新しいVtuberとしての
キャラ立ちだから。

全て”ネタ”として取り込めるユーモアがあれば、
3次元身体も結局は単なるアバターでしかない。

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謎ノ美兎も、
あんな化け物が素で現実にいたらヤバいわけで、
月ノ美兎の三次元身体
アバターでしかn(おい何をするやm
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あおぎりで元モデルのこまるさんが
最近、頭以外コスプレ現実身体で
活動しているようだが、
これが決め手だった。
これはこれでアリだと感じた瞬間
もうあんまり強く
こだわる必要ないやって思った。

チャンネルを
見てるわけではないのだが、
多分あそこのリスナーは
素で受け入れただろうと思うのだ。

現実身体は説明しようもなく
バーチャルではないのだが、
元々あそこはメタネタが多くて
開き直って現実の話を多くしてる。

だから、なんかコスプレしてても
ギャグで済んでしまう。さらに
元々スタイルが良い事を
公言していたこまるさんの
タレント性を遺憾無く生かしていると。
それはファンサービスでしかない。
ファン的にも嬉しいことで
タレント的にも能力を発揮してる。
じゃあ何も問題がないじゃないかと。

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個人的なこだわりは別として、
ファンが喜ぶ活動をしていて、
タレントが力を発揮する事以上に
重要なことなど何もない。
顔出しだけは最後の砦だが、それ以外は。
これもVtuberという名のタレントでいい。
以上で、ケースバイケースだ!となって
俺はもう納得した。

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ケーススタディが自分の中に
十分に蓄積した。

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最後に最も重要なことだが、
私が好きなシアーミュージックVの
みんなの活動が豊かで自由で
挑戦的であって欲しいと
常日頃思っている。その時
現実アバターとの付き合い方問題が
出てきそうだとは思っていたのだ。

俺は、シアーミュージックVが
選択したことなら多分
そんなに気にしないだろうなと。
それはずっと思ってた。

というか元から彼女たちは
強くVtuberとしての配慮をしてる。
今時珍しいくらい、
ストレートなVtuberだと思う。

こあくちゃんはネイルとかを
いつもお出ししてくれるけど
嬉しかった事、楽しかった事を
報告してくれたら、
ファンとしては
嬉しいってだけなんよなって、
スムーズに受け入れていた。

ファンの立場からしたら、
やりたい事をして
くれていたら本当に
それだけでいいんだ。

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そして、シアーミュージックVライブは、
まさかの影ライブでした。

俺は、
いつもありがとうって、
叫んだら
本当に届くことが、
ただ嬉しかった。
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