20.簡単じゃなかったよcrazy。

2021.9/25.12:08
またまたやってきました。前回は「君の名は。」を見たんだったかな。本日は昨日公開されたばかりのあるKPOPガールズグループのMVをレビューするつもりだけど、今の日本ではそこまで有名なグループではないからみんなが最後まで読んでくれるか不安。ちなみに今日はかなり早い時間に書いています。テスト期間中だから夜は文章書くよりもお勉強がしたいのだ。
今日語りたいのは、「ITZY」の最新曲「LOCO」についてだ。まず「ITZY」というのは、JYPエンターテインメントに所属する、つい2,3年前にデビューした五人組のガールズグループである。先日私はNIZIUのファンであるということを明かしたが、じつはITZYにも相当入れ込んでいて。なんでも歌とダンスのクオリティが他のグループと比べて頭一つ抜けているのだ。JYPらしいアップテンポの曲には彼女らのダンスが映えるのなんのって。
そんなITZYの新曲「LOCO」について語るわけだが、まず注目したいのはなんと言ってもその”曲”だ。(ボーイズグループがそうじゃないとは言わないが、)JYPのガールズグループの曲は毎回かなり作り込んでいる印象がある。社長自らがアーティストで、曲作りに携わっているのも関係があるんだろう。ITZYも多分に漏れずその1つで、今まで出してきた曲も魅力的なものばかりだった。ただ、1つ前に出された「mafia in the mornig」が聞く人を選ぶというか、賛否両論あるんだろうなと
思わせる曲ではあったが。

はっきり言っておこう。始めて聴いたとき、ぶっちゃけ微妙だなと思った。掴みどころがないと言うか、どこでキャーキャー叫べば良いのかわからなかった。例えばちょっと前に出た神曲「Not Shy」は、後ろの音楽が一瞬止んで、リュジンが「’cause I’m Not Shy」と決め台詞を決めてからのサビ部分がまさにそこで、みんながどこで盛り上がれば良いか本能で感じ取れる瞬間があった。
でも「LOCO」は違う気がする。いや盛り上がってるとこはあるんだけど、どうキャーキャー言うのが正解なの?と少し困惑してしまうような。5回くらい繰り返し聴いて、やっとノリ方を掴んだ感があり、果たして初見で「うおおーー!神曲キター!」ってなれる人何人いるんだろうと思ってしまった(しかし5回くらい聴くとやっぱりいい曲だなあという感想を持たざるを得なくなってくる。聴くべきところが分かってくるからだろう)。
と、ここまで言うと誤解を招きそうだから言っておきますが、「LOCO」は本当にいい曲でしたよ。気に入らねーとかそんなことが言いたいのではありません。実際Twitter には「ほんとかよおめー。」と思わせる感想も散見されたが。もっと重低音を効かせたメロディアスな曲がいいだのなんだの。じゃあBLACK PINK聴いてこればいいよ。それはITZYの枠じゃないんだから。
「LOCO」は音楽としての質が非常に高い。本当にこだわって作ったんだろうなと言うか、めちゃくちゃ頭を使って作られた曲だというのがひしひしと伝わってくる。なによりITZYのことだけを考えて作られた曲なんだと分かるくらいITZYに合ってるし。ただ簡単な曲では無いんだよね。
言い忘れてたけど、イェジの圧倒的な歌唱力には、画面の前でただひたすらに涙を流すことしかできませんでした。皆さん聴いてやってください。狐みたいな目の美しい子です。

映像についても少し語っておきたい。
今回のMVは今までのどのMVよりも情報量が多かった。MVの種類で見て一番近いのは「DALLA DALLA」かな。あのMVをより豪華にした感じだった。いったい何着の衣装を用意していたんだろう。すごいスピードで衣装が切り替わっていく。いったいいくつのセットを組んだんだろう。ものすごい勢いでセットが移り変わっていく。どれほどの規模の金があのMV制作で動いたのかも気になる所です。
一人ひとりにスポットを当てるシーンやメンバーのアップが目立っていて、ファンを全力で殺しに来るJYPの気概が感じられた。ありゃ死にますわい。一部の層からは”素材殺し”と非難されるJYPのスタイリストの方々ですが、今回は本気を出してきたようで、ただ似合っているだけではなくメンバーのキャラクターをより深く印象づける完璧なスタイリングに目を奪われた。JYP及びJYPのスタイリストさんたちに流石の一言。

そんなこんなで4分弱あるITZYの新曲「LOCO」を見終わることになる。かなりの満足感を伴います。ただ、最低3回は繰り返してみて欲しい。さっきも言ったけど本当に簡単な曲じゃないからだ。ITZYが好きな人は初見で終わらせずに、見るところを変えながら繰り返して見るのが良いと思う。
ちなみに”LOCO”とは”CRAZY”を意味するんだそう。

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