TD×BI見せ合い会(TUG meetup #0.2)レポ
初めましてな方もそうでない方もこんにちは。
先日初めてTDでSQLを書いてデータを出してみた、TUG事務局員・マミーです。
タイトルが前回とほぼ同じとなりますが、第二回「TD×BI見せ合い会」のレポートとなります。
………2019.7.4(木)某所
今回の参加者は総勢5名。
前回の半分と少し寂しい会になると思いきや、4名が関西出身と判明!
その場にいた事務局員3名も全員関西人という、奇跡的なメンバー構成となりました。
関西地元トークで盛り上がる中、唯一の関東出身者による「見せあい会の中でノリツッコミをどこかに入れよう!」という目標宣言(?)のもと会が開始。
BIで可視化したいこと
恒例の自己紹介タイム。今回はBIツールをこれから活用していきたいという方も多く、現状の業務状況やマーケティング施策からBIでどう可視化したいかの「やりたいこと」をメインに挙げられていました。
・オンライン広告からオフラインの参加型イベントを行なっている、データも徐々に取得しているが、まだBIの可視化までできていないので参考にしたい。
・オムニチャネルのデータの準備はできているが、どう分析するかでBIの可視化もそれと同時に詰まっている。
・BIツールを使用しているが、社内で運用の課題があるのでその点も含め意見を聞きたい。
・これからBIを導入していくために学びたい。
・人のデータは整い可視化もできた。次は物のデータを入れていきたい。
見せ合い会〜データ活用してのマーケティングはどうあるべきか〜
使用されていたBIツールはGoogle Data StudioとTableau。
内容としては
●オウンドメディアでのメルマガ配信の開封率や状況の可視化
●オフラインイベントでの申込状況の可視化
の2点。
その中でBIで可視化する前に、施策データをどう取得してこの形となっているのか、そもそものマーケティング施策のKPIなどの話に…
Q.メルマガを配信する際、セグメントはどこで切って配信しているか?
A.TDではAudience StudioかSQL(ワークフロー)で属性データを整えデータを渡し、CMS側で「誰に」を確定させてメルマガ配信している。
→マーケティング施策に合わせた顧客へ配信するので「誰に」の部分は、最終的にメルマガ配信するマーケターが「モノ(メルマガ内容)」に合わせて「人」を同じ場所で決定できるようにすべき、ということから上記の対応をしている。
Q.リアルイベントへの誘導においてのKPIとデータの可視化はどうすべきか?
A.イベントのweb広告を配信しているのであれば、WEB広告〜WEB予約〜リアル来場で終わらすのではなく、その後もデータを取得し、CVに繋がったかまで追いかけ、そこでの受注件数や売り上げをKPIとする。
→投げかけでは「WEB広告でイベントプロモーションをして、来場予約してくれたのか?をKPIとして見ているのでBIで可視化したい。」とのことでしたが
それだけでは、早々にROIの話にいき着くので、初めから最終のCVまで計画した作りにして、BIの可視化をした方がいいとのアドバイス。
前回の見せあい会でもあったアナログなキャンペーンのデジタル化が前提の上での可視化やはりキモであるとのことでした。
他にもブランド価値向上目的での広告配信最適化の具体事例なども話題になり、いかにデータを集め・分析して次に繋げるか、それができる体制を整える重要性について話が盛り上がりました。
会社組織のあり方
広告やキャンペーンがデジタル化された(していく)際に、既存部門の下にデジタルマーケティングの部門はできてしまった流れの企業が多い中、いかに横断した組織作りができるかという話へ…
1. データは後から横断で繋げることができたとしても、組織はそうはいかない。縦割りで部署を作ってしまうと、戦略が並走しにくい組織が出来上がってしまう。
2. そうなるとデジタルマーケティングが部署の垣根を超えて施策が打てず、その結果、分析が不十分で上層部が納得できるような進み方ができなくなる。
3. とにかく上層部とのやり取りを密に、何度も行なっていく。その上で、部署横断で複数部署と共に話ができるか否かが重要。
4. 上層部を納得させる一つの手として、ブラックボックスだった購入に至る道(データエクスチェンジを行い過去を遡ったweb上の行動履歴)を見せると受けがよかった。
ーーー
以上、前回の見せあい会でも話題となった、デジタルマーケティングと他部署・上層部との関係性についてフォーカスした会となりました。
何かツールを導入する際の決め手や、苦労話しなど先駆者の方に「実際のところどうなのか?」を直接聞けるのは、ユーザー会ならではかと思います。
※ちなみにですが、目標としていたノリツッコミは不発に終わりました。笑
TREASURE DATA USER GROUP事務員 マミー
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