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将来社会に出て働くつもりの現役外大生に向けた「大人語講座」

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卒業後すぐに必要となる「正解の無い問いに対してクリエイティブに答えを創る技術(=大人語)」を、世界でバリバリに働く卒業生から現役外大生に教授する人気講座の書籍版です。絶対に必要な…
多磨という僻地で主専に忙殺され、都会の他大生との交流で自分から社会性が失われていることに気付く外大…
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2020年4月の記事一覧

01:まえがき

<ご挨拶:新入生と在学生の皆様へ> 東京外国語大学に入学したばかりの新入生の皆様、ご入学、誠におめでとうございます! 憧れのキャンパスライフ、きっとワクワクしていることと思います。大好きな言語の勉強も楽しみで仕方無いと思います。当アカウントの中の卒業生達もかれこれ10年ぐらい前、学部や学科の構成は今と当時で異なるものの、似たような気持ちで入学してきています。実際、学業は非常に充実していました。これは現役学生に話を聞いている限り、変わっていないはずです。これから始まる4年間

02:将来社会に出て働くつもりの現役外大生に向けた「大人語講座」

<大人語講座の心構え> 「大人語講座にお越しいただき、誠にありがとうございます。大人語講座は事前にご案内している通り、ご参加いただいている皆様が活発に意見交換をしながら、正解が無いところに答えをクリエイティブに創る方法を体得していただく講座です。つまりは講師が一方的に何かをお伝えする類のものではありません。そうは言っても、流石に最低限の自己紹介はしなくてはいけないと思いますので、冒頭簡単に講師の自己紹介をさせていただこうと思います。皆さんと同じ大学を卒業した先輩達が、卒業後

03:プロジェクトファシリテーション

<大人語講座に対する学生からの要望> 大人語講座の内容は大まかにさらってくることができたのですが、大人語講座全体を通じて実施していただくグループワークのコツについて、まだ触れることができていません。リアル講座では全体を通じてワークの都度、そのコツをインプットしていくのですが、書籍版ではどうしても個人ワーク中心になってしまいそれが難しいため、この位置で触れていくことにします。 そもそもプロジェクトファシリテーションとは何か、という話は後でしっかりご説明します。冒頭、語弊を恐

04:大人語講座の学問的な解釈とより高度な知識のインプット

ここから先は以後に続く2つのおまけも含め、書籍版のオリジナルコンテンツとなります。 大人語講座では、社会に出てからすぐに必要になる思考の型を教授してきたわけですが、これらの考え方というのは何度も申し上げてきた通り、外語大で普通に4年間を過ごしているとなかなか身に付きません。本気でやろうとすれば、相当の自助努力が必要になります。と言いますのも、大人語講座で教授してきた内容というのは、他大では「学問」として学生に普通に教授されていたりするので、4年間もかけて学問として修めてきた

05:おまけ①-大人語を外語大での恋愛に持ち込む

完全におまけとなりますが、大人語の理解を深めるために良い題材が無いかということで、学生生活の重要な関心事である恋愛を教材として取り上げてみたいと思います。もちろん、無理に恋愛する必要など全くありません。この項を読むことで不快に思われる読者もいらっしゃると思います。そう思う読者は本項を読まずに飛ばしてください。本項が「おまけ」という位置付けであるのはそのためです。 ここでは、以下のようなお話をしていきます。 ―外語大という恋愛市場 ―市場価値最強の女子大生 ―市場価値最弱の

06:おまけ②-年収が上がる外大生活の過ごし方

おまけの2つ目は、外語大での学生生活をどう過ごせば将来的に年収を上げることができるのか、という話です。 もちろん大学というのは学問の場ですから、職業訓練の場ではないというのは否定のしようがない話です。それでも大学を卒業すれば多くの人達は働くことになりますから、職業を通じてお金を稼ぐ、という話は皆さんにとって全く関係の無い話ではありません。むしろ関係ありまくりです。そもそも、語弊を恐れずに言えば「稼ぐ方法」という学問を扱っているのが経営学部や商学部ですので、大学4年間でそうい

07:あとがき

さて、「外大生のための勝ちにいく就活講座」のごとく、気付けば10万字を軽く超えるレベルのボリュームとなってしまいました。普通に街で売っている書籍1冊分以上です。かなり長い講座になってしまいましたのでお疲れかと思いますが、最後に、皆さんと一緒に取り組んできたことを振り返って終わりにしようと思います。 まず、大人語講座のリアル講座でお伝えしている内容をお伝えしてきました。チームワークはできませんので、個人ワーク中心で取り組んでいただき、リアル講座で過去に為された議論にも触れなが