06:おまけ②-年収が上がる外大生活の過ごし方

おまけの2つ目は、外語大での学生生活をどう過ごせば将来的に年収を上げることができるのか、という話です。

もちろん大学というのは学問の場ですから、職業訓練の場ではないというのは否定のしようがない話です。それでも大学を卒業すれば多くの人達は働くことになりますから、職業を通じてお金を稼ぐ、という話は皆さんにとって全く関係の無い話ではありません。むしろ関係ありまくりです。そもそも、語弊を恐れずに言えば「稼ぐ方法」という学問を扱っているのが経営学部や商学部ですので、大学4年間でそういう学問を修めてきた他大の学生と、外国語や地域研究に勤しんできた外大生とでは、当然のことながら卒業後の稼ぐ力に差が出ます。これは特に最初のうちは、本当に如実に出ます。打ちのめされるレベルです。外大生が人材として淘汰されないように、というヘッジのためにも大人語講座があるわけなのですが、そういう「稼ぐための学問」たるマーケティングの基礎(暴論すみません)については既にさんざんお話してきましたので、このおまけのコーナーでは「年収が上がるとはどういうことなのか」という少し広い構えでお話致します。

まずはキャリアコンサル業界でよく言われる、世の中に存在する年収の3つの壁というものをご紹介し、卒業後のキャリア戦略、非常識に稼いでいる外大卒の先輩達の事例、最後に年収を上げるために外大生活で何を意識して過ごせば良いのか、というお話をさせていただき、書籍版の大人語講座を締めくくりたいと思います。以下のようなイメージです。

―世の中に存在する年収の3つの壁
―卒業後のキャリア戦略
―非常識に稼ぐ外大卒の先輩達のキャリア事例
―お金が手に入るメカニズム
―ブランド論
―Unlock the Possibility of 外大生

<世の中に存在する年収の3つの壁>

著名なキャリアコンサルタントによれば、年収の壁というのは3つ存在するそうです。壁というのは、その壁を越えれば年収が非連続に一気に上がる、そんなイメージのものとご理解ください。まず一つ目の壁は、

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