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最高のガッチャ

仮面ライダーガッチャードの最終回を無事迎えた。

正直にいうと仮面ライダーガッチャード…好きな部類の作品だ。

ギーツも面白くて好きだった。ギーツが終わってガッチャードが始まって数話のころはギーツというバトルロイヤルと多人数ライダーでそれだけで面白いんだけどさらに構成もちゃんとしていて飽きずに見れた。ただガッチャードの最初の頃はケミー、人間が起こす事件を解決するようなお話が多くて当時は微妙に感じた。ただそんな中で気づいた。人間とケミー、命あるもの同士のドラマを重ねることによってその中の登場人物の心境も変わってくる。
最終回近辺で序盤に出てきたケミーに出会った人間が錬金術師とケミーは悪くない、と味方になりはげますシーンは序盤の意味が理解できたシーンでもあった。
序盤、ノリも微妙に見えたかもしれないけどそんなドラマの意味もあるしそもそもこれは子供も見るアニメだ。
特撮番組を子供向け、という議題はよく出てくるしその答えは自分にはよく表明できないけどどっちにしろ、「わかりやすさ」も必要だと思う。
そう言うとギーツは難しいか、ガッチャードは本当はどうなのかっていうと自分はふつうに大人なのでわからない。自分の思考でしかないけどそんなガッチャードの「わかりやすさ」とかケミーと人間の絆、命あるものの大切さなどといった丁寧なストーリー構成が好きになってしまった。仮面ライダーというヒーローが出るもので命をないがしろにしてはならない。

ガッチャードは先輩や先生といった仮面ライダーに変身しない人(一時的に変身したときはあった)がちゃんと大切にストーリーに組み込まれているのも良かった。わりと終盤になっても錆丸先輩の兄の話や加治木の話ができたのもガッチャードの強みだと思う。
最近は仮面ライダーの数が多ければ良いみたいな問題もあってギーツはそういうお話だから良いとして他の令和ライダーの仮面ライダーが敵でも味方でも多かったり4,5話くらいしか出てきてない気がするようなライダーもいる。
それが良いか悪いかっていうといろんな仮面ライダーみれて嬉しいのもあるしこんなに仮面ライダーいる?っていうのもある。従来、1話2話でやられるそのお話だけの怪物、怪獣が仮面ライダーになったと思うと納得は行く。怪物の姿より仮面ライダーにしちゃったほうが印象はあるけどね。
だからガッチャードのようなメイン3人ライダーでまわすスタイルは令和ライダーにとっては珍しかった。(ゼロワンも主体は3人であったけど)

ガッチャードの他のライダー2人は終盤近くでの強化フォームであったが初登場から強化フォームまでの期間が長かったわりにもそんなに強さの面では劣らずに活躍してきてまちにまった強化フォームはマジェードもヴァルハラドもこれまでの2人の文脈にのっていたお話からの強化で面白かった。
2号ライダー初の女性ライダーという肩書のあったマジェードだけどそれだけじゃない活躍も見せてくれた。ギーツ×ガッチャードの映画で変身したときは驚いた。まさか映画で変身するとは思わなかったしマジェードのデザインもこれが1号ライダーといわれても違和感のないかっこよさだった。トワイライトマジェードもアトロポスとの因縁、決着からの彼女との力を合わせた強化フォームで一番きれいな強化フォーム変身だ。強くてかっこいいトワイライトマジェードだけどその中にはやっと「友達」になれた意味も見えて友情の美しさも女性ライダーとしての美しさ・かっこよさも同時にあった。

仮面ライダーヴァルハラドも3号ライダーという括りだけど序盤はヴァルハラドで戦っていて仮面ライダーではなかったけどそこから仮面ライダーヴァルハラドになり、強敵とのバトル、宝太郎との対立、殴り合いを得て仮面ライダーヴァルハラド黒鋼になった回は最高にガッチャだった。
仮面ライダーヴァルハラドはそのままでもかっこよくて好きで強化フォームが出るってきいたら出なくてもいいんじゃないかって思ったけどその回のスパナの意思、バトルシーンを見たらかっこよくてガッチャードの中で一番中二病の心がくすぐる仮面ライダーだと思う。片目のスカウターみたいなのもかっこいいし黒い炎から黒鋼、シルバー色の強い色合いもヴァルハラドよりもスタイリッシュになったのにヴァルバラッシャーの二刀流スタイルはかっこよすぎる!!これも最高のガッチャだ。

仮面ライダーガッチャードも最終フォームはレインボーガッチャードで初見の感想はどうせなら相棒のホッパー1が良かったけどプラチナガッチャードでやってくれたしそれなら宝太郎の中にいる101体目のケミーがともに変身するのは納得だしそれにこれまでのガッチャードのフォームが2体のケミーが中に入ってともに戦ってくれるのはこれまでケミーを友情を育んだ宝太郎だからこそできるバトルスタイルでそんな中スチームホッパーといっしょに戦うのもあってこの作品が通ってきた中で成し遂げた最強フォームだと思う。

最終回のアルティマスチームホッパーは最終回での特別な力の序盤フォームという仮面ライダーオタク大好き展開だが錬金術師という設定を組み込んで壊されたドライバーを自分で錬金してそれを装着したらそれは姿はそこまで変わらないように見えるけど特別なフォームだ、大納得のガッチャだ。
そこで新しい地球を錬金してケミーのすみかにするのはきれいな終わり方だ。いつか、人間とケミーが本当に共存できる世界を目指して…
でももう1つ地球を作るってとんでもない錬金すぎる。
主人公は最初ド素人だけど最終回でとんでもないことを成し遂げるっていう展開はあるけどにしてもすごすぎる。

仮面ライダーガッチャードという作品に関しては最高にガッチャな作品だったけどそれに加えて仮面ライダーレジェンドというYouTubeで配信され、本編に合流し、映画にも出たライダー、このゴージャスなおかげでガッチャードのライダーだけでも盛り上がったのに過去のライダーに変身できたり召喚できたりするゴージャスでレジェンドさもあったから仮面ライダーガッチャードをより盛り上げてくれた。
これだけじゃもったいないようなキャラクターで次のガヴにも出てきてほしいような、ガッチャードだけでいいような、特別な回だけでいいような、そんなことを思ってしまうほどのゴージャスなやつだったな!

最後にレジェンドとガッチャードがクウガのお菓子をガヴに渡すというバトンタッチした終わり方だけどそのクウガお菓子使うのかな。
ガヴもガヴで楽しみだけどとりあえず仮面ライダーガッチャード、お疲れさまでした!最高のガッチャでした!!