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漫画 仮面ライダー913 (全5巻)
2022年に5巻が発売されて今更ながら全巻読み終えた。
漫画 仮面ライダー913
原作 石ノ森章太郎 脚本 井上敏樹
作画 かのえゆうし 協力 村上幸平
協力に俳優、仮面ライダー913,草加雅人役の村上幸平さんがいるって何???
いや、仮面ライダー555の外伝漫画である仮面ライダー913を主軸とした漫画作品にその俳優が協力するっていうのはわからなくもないけどね。
どうやら村上幸平さんは555の脚本も書いた井上敏樹先生と大の仲良しらしい。それはそうでもこうやってまた仕事をいっしょにしてるってすごすぎ。
「愛」が大きすぎる。
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でも仮面ライダー好きで子供のときみてて大人になってまた見直して面白くてまた好きになった555をまたこうして蘇ってくれてありがたい。
ただこの漫画は555の続編、ではなく、555の内容の913視点。でもなく、特撮ドラマ555のキャラもいながらも、オリジナル要素が大きい漫画となっている。
スマートブレイン、ラッキークローバー、キャラ設定など一緒の部分はあるけどオリジナルのキャラもいるしなんなら3号ライダーである仮面ライダーデルタの変身者は弁護士 野々村桔梗という仕事が超できる女性弁護士でどんな事件も無罪にできるが依頼人が有罪だった場合、無罪にしてからその後、自分で依頼人をころすという井上敏樹先生節の効いたようなキャラだ。
なんなら登場人物もガラケーではなく、スマホ使うし。
もし、仮面ライダー555の世界観を現代風に、また新しく作り変えるなら~といった世界観だ。
でも555の世界観を壊しつつ、壊し過ぎてないのがすごい。
でも5巻特別編で草加雅人がいる会場に村上幸平と井上敏樹が出てくるのは壊し過ぎだろ…
先ほど、 井上敏樹節と言ったが私もそこまで井上敏樹脚本の作品を見ているわけではないがある程度、仮面ライダーを中心として特撮ドラマを見ているのでなんとなく、わかる。
代表的なものでわかりやすいのがスーパー戦隊シリーズの暴太郎戦隊ドンブラザーズだ。
たしかにそれと比べるとベルトを渡したくないからってベルトケースに焼きそばを入れるところがドンブラザーズでいうカツパンに招待状を入れる。そのシーンがどうしても連想されてしまう。
他にもキャラクターの末路、人生。この漫画でいう、オルフェノクになった要因など、井上敏樹節が効きすぎるといってもいいほどだった。
ところでこの仮面ライダー913。
とても打ち切りのような形で終わったがどうやら井上敏樹先生はあきらめてないようでもしかしたら続きを書くかもしれない。とのこと。
仮面ライダー913は永遠に。
本編でも映画でもしんでいるカイザなのに 永遠 と言い切るのはまさに愛だろう。
仮面ライダー913(全5巻)とされているがまた連載が再会して6巻が出るかもしれない。
その時が来たらまた読んでみたい。
時期的にドンブラザーズの脚本があるからかな?とか思った。
もし、落ち着いたら書くのか、実際はわからないけど913は永遠なのでいつかまたどんな形かわからないけどまた会えるといいですね。
最後に好きなシーンを。
カイザがオルフェノクになって暴走した塾生を仕留めるのに塾生との回想に浸りながら仕留めるシーン。
草加雅人は乾巧とソリがあわない場面や裏がある嫌なやつなイメージがあるけど塾生と真理に対しては愛が深く、その塾生を自ら仕留めるような、筋がちゃんと通っているのがわかる。
アマゾンズでも例え身内でもどんな理由があってもアマゾンズを自らの手で滅ぼす。と決めて戦う仁さんのように。
…約束する。
おれはお前たちを忘れない
おれが・・・・・・
お前たちの墓標だ
仮面ライダー555 20周年,おめでとうございます㊗️
終