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デンバーミネラルショー2024 #3 飛行機がキャンセル

2024年のデンバーミネラルショーに行ってきました。

その時、飛行機がキャンセルになり、逆転劇でデンバーに到着した話を書きたいと思います。


この記事を書く背景

以前、僕が運営しているツーソンジェムショー総合情報サイトで海外ショーに行かない理由についてアンケートをとったところ、

  • 飛行機の乗り継ぎが心配

という回答が多かったです。これは予想外の結果でとても印象的でした。

海外へ行くにあたり、飛行機を巡るトラブルは避けられません。なので、他人のトラブル(僕に起きたトラブル)を理解し、どのように振る舞えばよいのかを知っておくことで、トラブルに対処しやすくなるのでは?と考えました。

この記事では、恐怖心を持つのではなく、トラブルが起きても何とかなるんだなということを知ってほしいと思います。

トラブルの内容

今回のトラブルの元凶だ

デンバーミネラルショーに行くにあたり、出発当日に以下のようなトラブルが起こりました。

  • 羽田発ロサンゼルス行きの飛行機がキャンセル

  • ロサンゼルス発デンバー行きの飛行機がキャンセル

  • 振替便(羽田発サンフランシスコ行き)の遅延

  • 遅延による乗り継ぎ便(サンフランシスコ発デンバー行き)がキャンセル

  • デンバー到着が遅れたことによるホテルのキャンセル

オリジナルのフライトである「羽田発ロサンゼルス行き」が急遽キャンセルになったことで、乗り継ぎ便やホテルがドミノ倒し式にキャンセルになってしまいました。

文字にすると数行のトラブルですが、実際に体験すると結構キツイ。

羽田発ロサンゼルス行きがキャンセル

あれ?全然誰も乗ってこない

羽田空港を夕方に出発するロサンゼルス行きのユナイテッド航空に乗り込みました。

機長からの挨拶(目的地までの飛行時間や天候も説明された)や、せわしなく動くCAさんの様子から、キャンセルになる雰囲気はまったくなかったのですが、僕が乗り込んでから10分くらい経過しても他のお客さんが乗り込んできませんでした。

「なんかおかしい」という空気が流れてきた時に、キャンセルになったので降りてくれというアナウンスが流れ、ぞろぞろと降りることになったのです。

降りていく客を見下すようにしてCAさんがパンを食べていたのが印象的でした。(誰も謝らないところがアメリカらしくてよかった)

この時、午後6時。

ロサンゼルス発デンバー行きの飛行機がキャンセル

画像の右手から左手に大行列ができているのが分かる

羽田発ロサンゼルス行きがキャンセルになったので、乗り継ぎ便であるロサンゼルス発デンバー行きもキャンセルがほぼ決定。

振替便などの手配を急ぐ人たちによる長蛇の列に並び、ひとりあたり20分から30分の時間をかけて手続きが進んでいきました。

当然、エコノミークラスの人は後回し。列に並んでいる間、キャンセルの理由や、手続きに関するアナウンスは一切ない。(日本人スタッフもアメリカ風の振る舞いをしている姿がおかしかった)

結局、2時間後くらいに出発するサンフランシスコ行きと、サンフランシスコからデンバーに行く便をサクっと手配してもらい、なんとか同日中にデンバーには行けそうということになりました。

午後10時くらいに出発して、現地時間の午後3時くらいには到着する。

ビールを飲む。(半分残す)

振替便(羽田発サンフランシスコ行き)の遅延

追加料金($200)なしで足元が広い非常口前の席になった

振り替えてもらった羽田発サンフランシスコ行きの出発が遅れるという。ってことは、サンフランシスコ発デンバー行きに乗れないことがほぼ確定。

コネクションは1時間以上あったのだけど、遅延するし、入国審査もあるので、無理だろうということが羽田を出発する時点で決まった訳だ。

ま、とりあえずサンフランシスコまで行けばなんとかなるさという思いでサンフランシスコに着いたのだけど、案の定、入国審査は大行列。

予定通りに乗り継ぎ便に乗れるか、乗れないかというハラハラドキドキの状態で入国審査を待つ。

この時、午後4時。

遅延による乗り継ぎ便(サンフランシスコ発デンバー行き)がキャンセル

入国審査では、僕の番まであと数人というところで、デンバー行きの飛行機は飛び立ってしまった。(入国審査は30秒)

羽田を遅延なしで出発できていれば間に合っていた計算だ。ま、僕はサンフランシスコにいるというやけくそな安心感はあった。

サンフランシスコ空港では、僕と同じ境遇の人たちが集まって泣きそうな顔をしていたので、事情を尋ねると、預けた荷物が届いていないとのこと。

20代の日本人女性は、Baggage claimのカウンターに並んでいる間に乗り継ぎ便が出発しそうだと半ベソだった。

僕はユナイテッドのカウンターに行って「乗り遅れちゃった」というと、1時間後にデンバー行きが出るからそれに乗りなーとアッサリとチケットをもらえた。

どうやら、キャンセル便が出るとスタッフはみんな事情を把握するらしく、説明無用で振替便を手配してくれるみたいだ。(マジで1分で完了)

デンバー行き出発まであと50分。搭乗口はすぐそこだ。

デンバー到着が遅れたことによるホテルのキャンセル

サンフランシスコからデンバーへ。空いていて快適なフライトだった。

夜10時くらいにデンバー空港に到着。結局、なんだかんだあったけど、予定より3時間遅れでデンバーに到着した訳だ。

大きなシャトルバスに僕だけが乗った状態でレンタカーオフィスまで移動。そこら辺に停まっている好きな車をどうぞと言われ、そのまま予約していたホテルへ直行。

んで、ホテルに着くと鍵は締まっているし、誰もいない。仕方がないので緊急連絡先に電話すると「遅いからチェックインできない」と言う。

到着が遅くなってもアレンジするとメールくれたのに「チェックインできない」の一点張り。

さらに、今夜はそこら辺のモーテルに泊まれという。遅れたのはお前の責任だから返金もないと。

ひと通り英語で罵詈雑言を浴びせたけど、こういう時のアメリカ(メキシコ人だったけど)は埒があかないので、諦めてモーテルへ移動。

到着したモーテルは、ドラッグ中毒やらホームレスのたまり場だった。マジでやばかった。

んで、次の朝、予定していたホテルにチェックインしました。

モーテル代の105ドルは自腹だ。ユナイテッドに聞いたけど「補償できない」とさ。

ぷんぷん!

トラブルに備えるポイント

トラブル時は、いかに早くカウンターに並ぶかが勝負。

ツーソンジェムショーやデンバーミネラルショーなどの海外ミネラルショーに行く際、飛行機に関連するトラブルをなくすことはできません。

一方、トラブルが起きた時を考慮し、以下のような備えは可能です。

  • 乗り継ぎ便への影響を考慮し、午前着を利用する

  • 利用する航空会社は補償内容も考慮する

  • トラブルが起きた時はすぐにカウンターへ行く

  • トラブル時の行動は先手必勝と心得る

  • 夜中に到着するスケジュールは避ける

今回の経験から、飛行機のトラブルが起きたとしても「同日中」に移動できれば、たいして問題ないんだなと感じました。

経由地で一泊しないといけない事態にならなくてよかったです。

従って、明るいうちに到着できるような、時間に余裕があるスケジュールがいいと思いました。

まとめ

飛行機のトラブルが起きても基本的にはなんとかなります。トラブル時に迅速な行動を取る準備をしておくことや、同日中の移動ができるようなスケジュールを計画することおすすめします。

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