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写真は「真似」から始めよう

外出を自粛していた期間、何に困ったかといえばコーヒーを飲み過ぎてしまうことでした。以前そのことをツイートしたところ、コーヒーは飲みつつ、合間に「お茶」をはさむといいとアドバイスいただきました。

お茶にもカフェインは入っているものの、コーヒーばかりを続けて飲むよりは気分転換になるんですね。すっかり習慣になりました。

で、お茶って改めて眺めていると、この緑色がとても綺麗なんです。せっかくなので、写真を撮ってみようと思い立ちましたが、普段は風景や街並みを撮っているので、どのように撮っていいかイメージがわきません。そこで参考にしたのが我らが「Pinterest」です。

そのPinterestで「茶道」と検索してみると、このようにイメージがずらりと並びます。

スクリーンショット 2020-06-01 22.26.53

こうやって眺めていると、すでにじぶんが撮る写真なんてない、と思い知らされます。まぁ、それを言ってしまうとおしまいなので、個人的には「気に入った写真をそのまま真似する」ことからスタートすることをお勧めしたいです。

まずは最低限、揃えられそうな道具で、じぶんに撮れそうな写真は・・・、と見ていくと、だいたい絞られてきます。いくつかピン(ブックマーク)しておいて、いざ撮影してみました。

参考にして撮った写真がこちら。

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Pinterestで全く同じアングルのお茶の写真があるので、探さないでください笑。ちなみに、イメージにぴったりの急須を探していて、見つけたのがこちらの鉄急須。ずっしり重くて、これだけで絵になっちゃう。

さて、これで撮影を終えてしまえば、ただ誰かのアイデアを真似ただけということになってしまいます。実はここからが大事。

その時いる場所や光などの環境のなかで、どれだけじぶんなりの視点を見つけられるかということを試してみます。

例えば今回のケースでいえば、同じ動作の写真を横から撮ってみたり。

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花を買ってきて、添えてみたり、

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花がなかなか良い感じですね。ではアングルをまた上からに戻してみましょう。まずは後ろの鉄急須とお茶にピントを。

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同じポジションで、手前の花にピントを合わせてみます。

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また横から眺めてみます。奥がベランダのため逆光になり、ぜんぜん違った印象の写真になりました。

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まだ何かないかな。あれ、お茶をのぞき込んでみると、花が影になって映り込んでいました。

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ここまで来ると、少し「じぶんの写真を撮った」気になってきます。これは外で撮影に出かける時も基本は同じです。

誰もが撮る、定番の1枚を撮ったあとも、立ち去らずに周りを歩いてみてください。思いもよらなかった視点が見つかるかもしれません。というわけで、写真は「真似」から始めてみようというお話でした。

今回は初めてnoteのお題に乗っかってみました。「#カメラのたのしみ方」というテーマです。一眼レフでも、スマートフォンでも、カメラがあれば日常がたまらなく特別に思えるのです。

夢中になると、どうしてもお茶が冷めちゃうけど(冷めても美味い)。

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保井崇志
写真集「PERSONAL WORK」を出版しました。 http://usetsu.com

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