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ニホンカモシカ


2023年3月1日筆者撮影 菅平高原にて

哺乳綱偶蹄目ウシ科カモシカ属
ニホンカモシカ (𝘊𝘢𝘱𝘳𝘪𝘤𝘰𝘳𝘯𝘪𝘴 𝘤𝘳𝘪𝘴𝘱𝘶𝘴)

北海道・琉球列島を除く日本各地に生息する日本固有の草食哺乳類。
体長1~1.5mほどで枝分かれしない2本の角を持つ。
国の天然記念物にも指定されている。

どうでもいいが、筆者はこの記事を執筆するにあたり初めてカモシカの分類を知った。
恥ずかしながら「シカ科じゃないのか!?」というのが第一印象であった。
言われてみれば確かに角はこじんまりしてるしシルエットも違う。
魚類にも「タイ科ではない○○ダイ」みたいなのが数多く存在するが、改めて分類・命名の奥深さを感じた。

それはさておき、これは私にとって最も幻想的な生き物との出会いだったと思う。
菅平高原の雪道を歩いていると笹原の中にほんの少し身体を見せる茶色い影があった。
それが彼(彼女かもしれないが)であった。
デジカメで目一杯ズームしても添付の写真を撮るのが精一杯の距離であったが、その凛とした風貌の美しさは感じられた。
そしてほんの一瞬その姿を見せただけで去ってしまった。
一時の邂逅であったがもう私はニホンカモシカの虜である。


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