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ミルクは太るからだめ?母乳ノイローゼになったはなし#1


わたしには、2020年現在、生後2ヶ月ちょっとの息子がいます。

今は心から愛おしい息子ですが、そう思えたのは、実はつい最近のこと。

産まれてから1ヶ月強は、主人や母や義母が息子を見て“可愛い”とニコニコする姿をただぼーっと眺めているだけでした。

今思うと、本当に本当に余裕がなかったのです。可愛いと思う余裕すら“頻回授乳”に奪われていました。

母乳ノイローゼだったあの日々は正直思い出したくないけれど、少し振り返ってみようと思います。

妊娠中の方に、また出産後同じように悩んでいるあなたに届きますように。

大きく産まれた息子と母乳神話

息子は3500gで誕生。主人は170cm痩せ型、わたしも150cm前半で痩せ形…とまでは言えませんが、(笑) 比較的細めです。

エコー検査でもずーっと平均体重で推移していたため、わたし自身も産院の先生もビックリのビッグベイビーでした。

何だか最初から想定外のことが起きて、ついていけない頭。

そんなフワフワした状態のまま、あれよあれよと母子同室がスタート。

お部屋に来てくださる助産師の方々が「大きいね〜」「立派だね〜」と口を揃えておっしゃるので、だんだんと「…大きすぎるのか?大丈夫なのか?」と不安に。

第一子は特に右も左もわからなすぎて、すべてのことに不安になってしまいます。

それでも、出産を終えて穏やかで少し晴れ晴れとした気持ちでいたのですが、直面したのは泣き止まない我が子でした。

妊娠中に読んでいた育児書には「新生児はほとんどの時間寝ています」「2〜3時間ごとに授乳します」とあったのに、息子はずーっと泣き続ける。

そのたびに助産師さんからは「泣いたらおっぱいを吸わせてください」と言われます。

わたしは、とにかくおっぱいを息子の口にあてていました。

しかし、お互い初めての授乳。上手くおっぱいを含ませることができない母親と上手く吸えない赤ちゃん。

そのうちに怒って癇癪をおこし顔をそらすため、余計におっぱいが吸えなくなる。

(おっぱいはただ口に入れれば吸ってくれるのではなく、赤ちゃんによるとは思いますが、好きな角度があるんです。これも妊娠中には知らなかったな…)

おっぱいもまともにあげることができない自分。泣き叫ぶ我が子。1日に何度も吸われて痛む胸。

この辺りから授乳することに苦手意識や恐怖心が芽生えてきたのです。

次の記事を書くための活力とさせたいただきます!