見出し画像

プリンター選び

開業すると何かとプリンターを使います。

領収書などの事務系のプリンター、スタッフが使うパソコンにつなぐプリンター兼コピー機、院長が使う患者に採血結果をプリントアウトして渡すプリンター、院長室のプライベートプリンター等々、多くあります。

医療事務が使うプリンターは僕は電子カルテ会社の言われるがままにつかっていますが、正直、めちゃくちゃ高いです。

その理由は簡単で何かあったら駆けつけて対応してくれるサービスがついているからです。

これだけで数倍の価格になります。

なので、正直言えば、プリンター2台購入して壊れたらすぐに入れ替えられる体制にすればいいのですが、患者が混雑している時間帯に壊れると、この作業すら大変になるので、電話してきてもらってすぐに対応してもらう方がいいかなともおもっていますが、実際にはそんなにすぐには来てくれないので😂、今後はプリンターは別にしようかなと考えています。

まあ、それは今回のプリンターの本筋の話ではありません。

診察室の院長が結果をプリントアウトするプリンターです。

あたりまえですが、印刷スピードが速いのはレーザーです。

今はビジネスインクジェットプリンターというのものあって、白黒であれば結構速いものもありますが、実際使ってみるとやはりレーザーの方が早いです。

ただそれ以上に違うのは、実はランニングコストだったりします。

レーザープリンターはやはりトナーが高いです。

実際、コスパのいいブラザー社のレーザープリンターを使っていましたが、モノクロ3.4円、カラー19.2円という感じでしたが、やはりトナーは高くCMYBを買えば2万円をこえる価格になっていました。

患者数が増えると、印刷量も増えます。

なので、トナーの買い替え頻度も上がり、仮に3か月に1回採血をしてその結果をプリンターで出すと、一人当たり年間4枚必要ですので、モノクロで13円くらいかかります。

紙代は無視です(笑)。

仮に患者が1200人いれば、1万円以上になります。

そして、それ以外にもプリンターからの出力するものは結構あります。

当院だと点滴をする際には間違いがないようにプリントアウトして看護師に渡したりします。

なのでトナーのなくなるのは非常に早かったのです。

そしてある時に何かを直すか、メンテナンスしないと使えません!的なメッセージが出てきたので、調べるとこのメンテだけで2万円前後かかるようだとインターネット上に出ていたので、さすがに馬鹿らしいと思いプリンターの買い替えを検討しました。

そして、ランニングコストをもっと抑えられないかと思い、調べると、ビジネスインクジェットがあることがわかり、大半が白黒で印刷することを考えると、モノクロが安く、かつカラーも時々使うからそれなり安いものをと思い調べると、Canonのものが見つかりました。

調べるとモノクロ0.4円、カラー1.0円でした。

今までと比べると格安価格です(笑)。

そしてインクはカートリッジではなく、ボトルで入れるタイプなので、純正にこだわる必要がないのもあり、実際には互換ボトルを使ってみるとそのランニングコストはさらに減りました。

純正品だと4色セットで6700円くらいですが、互換品だと1650円。

めちゃくちゃ安くなります。

基本、患者に渡すデータの印刷なので、インクの品質にさほどこだわりもないので、これで十分でした。

結果としてプリンターにかかる費用は相当減りました。

開業する際にはレーザープリンターで格好よくと思うかもしれませんが、ランニングコストは重要であり、適材適所でプリンターも使い分けた方がいいと思います。

年間1‐2万円のさとおもうかもしれませんが、10年やれば10-20万円違いますし、その積み重ねが実は重要だったりします。

受付はレーザーですし、そこをインクジェットにはしませんが(笑)、患者に渡す結果くらいはインクジェットでもいいと思いますし、時間的には数秒おおくかかりますが、それとて受付で呼んでから診察室に歩いてくる間に印刷を始めれば困ることはありません。

プリンターは実は結構ランニングコストがかかります。

上手に使い分けることが必要かなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?