カメラという趣味を通した私の成長
本記事はEventHubのアドベントカレンダー・17日目の記事です。
昨日は加藤さんの「顧客視点を「面倒くさい」に置き換えて考えたみた
」でした。こちらも大変面白い記事ですのでぜひご覧ください!
はじめまして
エンジニアの大坪と申します。
ギターを弾きながらEventHubのプロダクトを作ってます。
好きなプログラミング言語はNimですが仕事ではTypeScriptを書いてます。
週末は家でギターを弾いているか、よくわからない個人開発物をばらまいている超インドア派です。
↓よくわからない個人開発物ばらまきの一例。
そんな超インドア派の私が唯一自分の意志で外に出るイベント、それがカメラを持ってエモい写真を撮りに出かけることです。
この記事ではカメラ歴15年の大坪のカメラ遍歴とカメラを握り続けてどう成長したのかを振り返っていきます。
カメラとの出会い DSC-T9
私が初めてファインダーを覗いたのは小学生の時でした。
父が使っていたコンデジDSC-T9を借りて旅先でエモい写真を撮るべく128MBの少ないメモリースティックいっぱいに写真を撮りまくったのを覚えてます。
当時は絞り・シャッタースピードの概念なんて知らず、ましてやレタッチなんて知るよしもありませんでしたので、ただひたすら綺麗な景色を撮っては失敗してのトライ&エラー...。感覚だけでやってました。
こちらには比較的うまく撮れているものをピックアップしてますが、撮る作品のほとんどがボツの状態でした。そんな中カメラの難しさを知りつつその奥深さにのめり込んでいったのです。
High Dynamic Range(HDR)を使って撮ったらたまたまエモくなって喜んだ写真。↓
中学生になるとインターネットの安直な情報源から流れのあるものを撮ると写真がバえることを知ります。
そして、緑のある写真が個人的に好みということもありましたので、当時は渓流をよく撮りに出かけていたものです。
↑写真抜きにしても夏の渓流は涼しくて心地よい。
初めての一眼レフ Canon EOS Kiss Digital X
↑左: Canon EOS Kiss Digital X 右: NIKON D600
高校に入ってちょっと本格的にカメラを始めてみようと思いCanon EOS Kiss Digital Xというエントリーモデルの一眼レフを買いました。エントリーモデルとは言っても高校生には高いおもちゃです。近所のケーズデンキに足繁く通い、相当吟味して買ったのを記憶してます。
初めての一眼レフは、コンデジに比べて重たく、かつ意味不明な設定が多くかなり戸惑いました。
しかしながら見よう見まねで色々試してみて、絞り、ISO、シャッタースピードなんかをうまくコントロールすることで印象的な光の使い方ができるんだなぁーと知ることができたのです。撮影の工夫一つで印象ががらっと変わる写真の楽しさを教えてくれた本当にすてきなカメラだったと思います。
また、このころはまだレタッチという言葉は知らなかったので、カメラ自体の設定だけでコントラストを強めに出す、という撮り方をひたすら模索してました。
↑ステンドグラスは本当に素材として優秀。
↑ド素人でもコントラストの強い景色を撮ることでそれっぽくなる良い例。
また、コンデジとは比較にならないセンサーサイズを活かした背景のぼかしという一眼レフならではの技巧もこのころ学び、写真に奥行きを求めるようになりました。
いままでただの景色を写しただけの写真ばかりだったと思いますが、ちょっとずつエモい作品に近づいてきた気がしなくもないですね。
そしてフルサイズ NIKON D600へ
時は流れ、大学二年生の時についにバイト代をつぎ込んでフルサイズ一眼NIKON D600を購入しました。(中古)
また、Photoshopを使ったレタッチを覚え始めたのもこのころからです。
初めて触るフルサイズ一眼レフは本当に驚きでした。撮像した瞬間、なにもかもがずば抜けていると感じたあの瞬間を今でも思い出します。調子に乗って、フルサイズ一眼レフのセンサーサイズを活かしたぼかし、画角の広さを全面にだしたような写真を急に撮りだしました。
↑神社やお寺は本当に絵になります。
↓また、picture in pictureでエモく仕上げてみたり。
↓シャッタースピードを調整して、水の流れを演出してみたり。
↓望遠レンズの圧縮効果で躍動感を出してみたり。
↓星空の撮影にチャレンジしたりと色んなことをチャレンジしてみました。
↑余談ですが星空撮影はとにかく寒さとの勝負です。
比べてみよう。あの頃と
なんとたまたまですがコンデジ時代に撮った写真と同じ場所でフルサイズ一眼レフで撮った写真があったので見比べてみることにしましょう!
撮影場所は京都の祇王寺というところなのですが、やや時期は異なりますが構図はほぼ同じです。
まずはコンデジ時代の写真から見ていきます。
池を真ん中に捕らえながら寺院を背景に撮る構図です。手前に葉っぱを持ってくるなど頑張って何かしら工夫しようとはしてますが、田舎のおばあちゃん家の庭みたいになってますね。
また祇王寺のコケは結構有名なので、こちらも撮影してました。
「コケが生えてますね...。」という印象しか感じられず、ゴルフ場のグリーンにも見えてしまう悲しい仕上がりですね。
さて、フルサイズ一眼レフの写真と見比べてみましょう。
先程おばあちゃん家の庭と酷評だった構図は、コントラストを強め、水の流れに奥行きを持たせることで全体的に引き締まった印象になりました。またこの時は雨が降ってたのですがそのおかげで水面に波紋がでているのもアクセントになってますね。
またコケの構図は適度に陰影をつけ、庭中央の起伏を強調することで立体的な仕上がりとなり荘厳さを演出できてます。また、周辺減光を使うことで真ん中にスポットが当たるようにしてますね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。この記事で私が言いたかったことは、継続は力なりということです。最近撮った写真が決して100点なんてことはなく改善の余地は山のようにありますが、それでも小学生の頃から比べれば上達はしてるのではないかと思います。
話は変わりますがEventHubはイベントプラットフォームというすてきなプロダクトに関わる機会を通じて成長を感じることのできる会社だと思ってます。少しでもご興味のある方は下記のリンクへ進んでみてくださいませ!
まだまだEventHub Advent Calendarは続きます!明日は人事の磯さんです!こちらもお楽しみに!