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おじさんと読書12

「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月
最後までこの作家を信用出来なかった。
こんなに今まで素晴らしい作品を
魅せてくれていたのにね。
こんなにも美しく中二病を書いた
作品はあるのだろうか。
凄まじいまでの構成力。
呆れるほどの素晴らしい結末。
だからこの人の本はやめられない。
遠い昔にあった自分の衝動も
今でも持ち合わせてる感覚も
恥ずかしいくらいに抉られる。
ちょっとしたエロさも感じる
気持ちの悪いおじさんでした。
ウチの娘もこんな時期を迎えるのか。
怖すぎて途中で読むのを
辞めようかとも思うくらい。
みんなこんなにキリキリと
この時期を越えて生きてるんだね。
オレは全てから逃げて来たから
こんなには晴れやかではないから
ムスメを中心とした世界には
皮一枚を感じて欲しくもある。
読むかなぁ。
ムスメに読んで欲しいなぁ。

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