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福田平八郎展

円空から続いてこちら、中之島美術館の福田平八郎展。前情報なしで観に行ったら、私の好きな感じだった。

初期の写実的な作品から、晩期の単純化された作品まで、幅広く楽しめた。
全体的な印象だけど、線が柔らかくて、写実的。それが作品の柔らかな優しい雰囲気に繋がっていると思った。まず、最初期のアヒルと野薔薇の絵がその特徴を顕著に表していた。
晩期の作品にしても、単純化出来るって事は物をよく知らないとどこを省いて良いのか分からないから、だからこそ写生して物をよく知る事が重要だと思った。本人が自身を写生狂という位、いろんな物を写生されてた。
写生帖が多く展示されてて、写生帖のページが展示されている作品の下絵や写生で、展示とリンクしててより作品を深く知れて良かった。

身近な題材が多く、新雪を描いた作品は新雪って柔らかくて純粋で綺麗だよなって作品を見てて思い出した。
だんだん、写実的から抽象的・単純化していくのが展示を通じて見れた。


合わせてモネ展も行こうかなって思ったけど、人が多くて断念。モネの人気なめてました。

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