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2023年10月の記事一覧
乃木坂物語〜日陰の道を選んだ私〜プロローグ
私はアイドルになりたくてオーディションを受けた
小さい頃から芸能界にいる私は、キラキラしていたくて…
でも、世の中そんなに甘くない
最終オーディションは落ちて帰る準備をしていた
?「そこの君、ちょっといいかな?」
私は呼ばれてその人の前へ
?「私は秋元康といいます、君はこの世界で知らない人はいない
そこで、君に頼みたいことがあるんだが…」
私は意味がわからないとういう顔をすると
康
乃木坂物語1〜日陰の道を選んだ私〜
2011年8月、乃木坂46が結成された
37名の合格者いたが、2名が辞退し35名しかし、この時1人休業扱いとなる
「森坂南萌(もりさかみなも)」
彼女は元々子役から有名で、それは今でも芸能界で頑張っている1人
彼女に与えられた事は乃木坂を別の角度から有名にする事だった
同年10月、乃木坂46冠番組が始まる
もちろんメンバーはほとんどが素人でバラエティー等何も出来ない
そしてMCもアイ
乃木坂物語2〜日陰の道を選んだ私〜
2012年2月22日
デビューシングルの発売
世の中はAKB48で1色だった
駒「……」
星「生駒ちゃんどうしたの?」
駒「なんか誰かいないな〜って…」
生「そうだっけ?」
桜「真夏ちゃんがいないよ?確か学業で休養だって言ってた」
駒「他に休養してる人って…」
白「誰かいたかな?でもなんで?」
駒「やっぱりデビューは全員でしたいな〜って…」
生「そうだけど、私達は選抜とアンダ
乃木坂物語3〜日陰の道を選んだ私〜
目を覚ますと真っ白な景色と体を包む物
直ぐに病院だと気付いた
?「あっ起きた、大丈夫?」
声の方へ顔を向けると、見たことがある顔だけど名前まではわからなかった
南「大丈夫です…貴方は?」
?「そうだよね?話した事ないもんね?」
?「私は秋元真夏、同じ乃木坂だよ?」
南「秋元さん…」
真「真夏でいいよ、同期だもん」
南「でも歳…」
真「関係ないよ?それに私は今、休養中だしね?」
乃木坂物語4〜日陰の道を選んだ私〜
みんなの手前、素直になれない私はずっと気になってる
森坂南萌はどんな子なのだろうか
飛鳥よりしっかりしてるイメージはある
でもなんでグループで活動しないのか…
橋「はぁ…」
?「奈々未?」
橋「若、どうしたの?」
若「ちょっと気になってね?」
橋「何を?」
若「気になってるでしょ?森坂南萌ちゃんの事」
橋「ねぇ若?」
若「ん?」
橋「なんでグループに参加しないのかね?」
乃木坂物語5〜日陰の道を選んだ私〜
1週間休んだ私はスッキリしていた
悲鳴をあげていた体も、頭も…
そして復帰の朝
\ピンポーン/
南「こんな時間に誰?」
カメラを覗くと○○さんが映った
南「なんですか?こんな朝早く…」
○「森坂さんのマネージャーなのでお迎えにあがりました」
南「今日の予定何も聞いてませんけど?」
○「スケジュールのお知らせも兼ねて改めて来ました」
私は玄関を開けるとお辞儀をして
○「おは
乃木坂物語6〜日陰の道を選んだ私〜
同い年の同期が倒れた
1週間の休養で大丈夫だと聞いた時はホッとした
でも話した事がない
グループの活動は別々、学校にすら来てないからだ…
そして奈々未が凄く彼女に対して嫌悪感が凄い
私になにかできないのか…
同期としてじゃなく、友達になれないのか…
?「飛鳥〜」
飛「みなみ?どうしたの?」
み「みなみね?南萌ちゃんと仲良くなりたい」
飛「どうだろう…」
み「学校は一緒だよね?
乃木坂物語7〜日陰の道を選んだ私〜
桜「○○さん?」
○「はい?」
桜「なんでらしいなんですか?」
○「記憶がないんです…マネージャーになる前の…」
桜「そうなんですね…でも南萌ちゃんの事と秋元先生と…」
○「隠しててもしょうがないですね?ちょっと待って下さい」
○○は電話で話をしている
飛「どうなるのかな?」
桜「わからないけど、南萌ちゃんのことは知りたいよね?なんであんな感じなのか…」
○「おまたせしました…
乃木坂物語8〜日陰の道を選んだ私〜
乃木坂としては初の舞台である16人のプリンシパル
メンバー各々がやりたい役を決めて、それを一幕でオーディション、二幕で本編といった特殊な舞台
一幕でのオーディションで配役を決めるのだが、その決め方はお客さんによる投票だった
もちろん、選ばれない人は半分近くいた
それでも選ばれる様に切磋琢磨するのだが、選ばれるメンバーが決まってしまっている
そして衝突が起こった
生駒と松村の言い合いをま
乃木坂物語9〜日陰の道を選んだ私〜
ある日、外仕事が舞い込んできた
野「麻衣ちゃん、奈々未ちょっといい?」
結成当初からのマネージャーさんの野中さんから呼ばれ向かうと…
○「おはようございます」
「おはようございます」
野「2人に仕事が来たよ?」
はしゃぐ野中さんの横で冷静な○○さんが口を開く
○「お2人に雑誌のグラビアのお仕事が来ました」
白「雑誌!!」
橋「……」
白「凄い!私達が上手くいけばメンバーにも…」
乃木坂物語10〜日陰の道を選んだ私〜
ある日私は秋元先生によばれた
南「失礼します、お呼びでしょうか?」
康「森坂君、呼び出してすまない
ちょっと聞きたいことがあってね?」
南「はぁ…?」
今「実は、AKB48との交換留学的な案が出ていて、メンバーを誰にするかの話だ」
南「今野さん?なんで私なんですか?」
今「森坂君に頼みたいのは誰を行かせるといいのか聞きたいんだよ」
南「それに関して、私の意見が必要なんですか?」
康
乃木坂物語11〜日陰の道を選んだ私〜
?「もしもし…南萌ちゃん…」
南「ご無沙汰してます真夏さん」
秋「南萌ちゃんにお願いがあるの…」
南「お願いですか?」
秋「うん…実はね、マネージャーさんから連絡が来て、今日の番組収録見学に来てって言われたの…」
南「奇遇ですね、私も呼ばれてますよ?」
秋「本当?よかった…不安だったから…」
南「そうなんですね?
私はアイドルの活動してないんですけど、何故か呼ばれました」
秋「南萌
乃木坂物語12〜日陰の道を選んだ私〜
4thシングルの選抜発表、私は緊張とドキドキでいっぱいだった
「14番、西野七瀬」
七「はい…(2列目やない…)」
私は納得をしてないが選抜には入れたという安心感でいっぱいだった
どんどんと選抜メンバーが発表されていく中…
「8番、秋元真夏」
七(えっ!? あの子まだ休業中やん
なんで呼ばれるん…)
見学という形でいた真夏は泣いていた
その後、収録が終わりスタッフさんから真夏の復帰
乃木坂物語13〜日陰の道を選んだ私〜
?「もしもし先生、西野さんが…」
電話をかけている相手はグループのプロデューサーだと言うことはわかる
?「はい…ではお願いします」
南「世話が焼ける先輩ですね?○○さん」
○「一応同期ですよ?まぁでも、あなたの言う通りになりました」
南「このグループのメンバーはみんな負けず嫌いですからね?
特にマカオのバンジーで西野さんが変わった事にびっくりしてます」
○「みんなと仲良くしたらいいのに