僕と僕
みなさん始めまして、こんにちは!
高橋椿太郎と申します。
自己紹介をすると、高校5年間経験を生かして、コミュニティサロンを立ち上げたり、月1居場所cafeを経営しています。というのも僕は3年前に脳の病気をして、言語障害と半盲・注意障害という後遺症を抱えながら、新しい自分を楽しんでいます。
「新しい自分?」って思った方もいらっしゃるかもしれません。
本当に「新しい自分」なんです、。というのも、僕は病気を経験して、180度自分がかわりました。描き続けてきた古いノートを横においといて、新しい真っ白なノートを描き始めた感じです。
少し細かく言うと、
僕が開頭手術する前に、お見舞いに来てくれたかっこいい大人に言われたんです。
「椿太郎、手術怖いか?頭開けられるの怖いよね? でも、大丈夫だよ。全身麻酔だから「もう終わったのっ」て感じだよ。 そして、麻酔から覚めたら新しい自分になってるよ。new椿太郎になってるんだ。」
その言葉で僕は、手術が楽しみになりました。どんな感じなんだろうって気になって気になって...
そして手術の日。9月13日。
手術用の服に着替えて、母親に「行ってきます。」と言って手術室に入り、ワクワクが止まらないまま手術が始まりました。
9月14日、麻酔から覚めると「成功だよ」と看護師に言われた。
ん??成功ってなに?
頭がイタイ。オカシイ。誰か....
僕は1週間、昏睡状態。 生と死を彷徨いました。
2回目の手術。生還しました。
しかし、言葉がしゃべれない。 目も見えない。 なんで?
言葉を失っただけでなく、学力もリセットされ、足し算、引算もできない状態でした。
まずは日常生活可能になるまでにリハビリ頑張ろうということで、3か月の入院生活。リハビリ三昧。
なんとか乗り越えまたが、高校に復帰できるほどの学力が向上するわけではなく、不登校。通信制の高校に転学。これこそどん底!!
しかし、転学先で衝撃を受けるのです。困難を抱えながらも、一生懸命生きている人が沢山いる。しかし、社会は「勉強できない人はいらない」と言わんばかりの向かい風をふかせていると知りました。
どうにかしたい!どうにかしなきゃ!
僕はどこで、居場所となるCaféを立ち上げたり、新しい学びを生み出そうというコンセプトで取り組んだ雑誌「学びDesign」を発行したりしました。
他にも定通全国陸上競技大会で優勝、様々な学校で講演など、評価をいただきました。
術前の僕をご存じな方はわかると思いますが、いままでこのような評価をして頂けるような人間ではありません。至って普通の高校生です。術後の僕を振り返ると「これ本当に僕?」という気持ちです。 自分ではない自分の力がきっとあったのです。
術後の僕にはクリエイティブな考え方ができたり、見えない可能性を感じたり、アイデアが降りてきたり、霊とお話しできたり、知らない人の過去が見えたり...
術前の自分と術後の自分の二人がいるみたいで…
僕と僕がいるんです。
振り返るとnew椿太郎になったんだなと感じます。
こんな変な人間ですがどうぞよろしく。
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