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誰もが出版社に依存しない流れがきている話

■作家よりも内情を議論する

5ちゃんねるのまとめで、こんなモノがあった。

【朗報】俺なろう作者、ガチで百万部売れる

1 風吹けば名無し 2023/04/10(月) 20:45:11.09ID:*******
なお年収二百万円くらいな模様
夢なさすぎんか…?

5ちゃんねるだけにその信憑性は確かではないが、「小説家でなろう」から書籍化した作家らが印税、年収に関しては以前にもTwitter上で発言していたこともあり、内容自体と実際の現状はそう外れていないと思われる。

また、スレッド内でも同様の内容が発言されている。

このスレッドを見ていて面白いと感じたのは、投稿者以上にスレッド内の住人達が内容に対して議論していることだ。
そして、まとめサイトのオチでも使われているのが、数パーセントの印税のためなら、Kindleで自分で作品を出した方が金銭だけなら得ではないかとなっている。

この流れは恐らく、投稿者も考えていなかったと思う。そして、本来作家、出版社側でしか知らなかった内容を持ち出して議論されている。
今まで私自身、商業ベースに依存しない「収益化時代の作家戦略」が来ている事を語ってきたが、この概念がネットでは割と多くに認知されていることが分かる話でもある。

■原稿料が増加には他に意味があるのでは

さて、先日、スクエニでの原稿料が増加したという話が出てきた。

原稿料アップに賞賛の声も大きいが、その中でも裏があると思い「エニックスお家騒動」が頭によぎった人もいるようだ。

確かに物価上昇で原稿料アップは不思議ではないが、それは会社とて厳しい中でこのような選択するのは、他にも理由があると考えるのが妥当だろう。
そう、お家騒動のように余所への流失を防ぐような理由があると考えると納得するのではないか。

作家の流失防止に関しては私の推測ではあるが、そう思うだけの根拠は示せる。

ウェブトゥーンに対して、人材を求めている動きがある。これは三木一馬氏だけに限らず、アプリ関連での漫画、小説に編集者自体が次々と流れているからだ。これは様々な求人募集からも確認ができ、明確になっている。

編集者を集めれば、次に集めるのは作家である。スクエニでの原稿料アップとは、待遇改善からのアプリ関連への引き抜きを防止対策と考えるのに不自然さはない。

そもそも、スクウェア・エニックスは出版社ではない。また、家庭用ゲームを手かげて強いIPも持つが、アプリ関連では最近は苦戦というか、運営自体上手くいっていない印象が強い。

ともあれ、この感覚は他の出版社にはない点ではないか。
物価上昇で原稿料アップなら、他の出版社でも一律に起こってもよい流れである。それだけに裏の目的とは他の出版社が気が付いていないところにあると考えられる。

■商業自体が出版社に依存しない

しかし、ウェブトゥーンは今後来るのか。これに関しては日本ではどうかは分からない。ただ、海外に目を向ければ既に来ている。そして、その恩恵も分かっている。

こちらもまとめ記事だけに信憑性は薄い。しかし、アジア圏でのウェブトゥーン人気、市場を考えるに多額に収入を得ることに対し、信憑性は高い。
そうでなくとも経済誌などからも市場予測は好調とされているので、そちらから考えても高い収益面は期待できよう。

三木一馬氏は実績のあるライトノベルを次々と世に出した編集者の地位を捨て、ウェブトゥーンへと来た。出版社に居残れば、重役の道とてあったはずなのに、だ。
それはウェブトゥーンには明確な市場が存在して、勝算が高かったから選択したと考えるのが自然。そして、ウェブトゥーンとウェブとあるだけに出版社である必要も無い。

こういった感性は最初にも語った、作家の収益に対して誰もが議論できるようになった土場にもあるのではないか。
そして、家庭用ゲームから紆余曲折あって出版部門を持つスクウェア・エニックスも出版社のしがらみがないだけに考えるべき点が違うのではないか。

それだけに作家の収益、原稿料アップ、ウェブトゥーンへの募集、この関係のなさそうな話は実は繋がっているように見えてくる。
そして、これは時間が経てば否応なしに、答えを確認出来る内容である。

現に数年前から語ってきた、「収益化時代の作家戦略」は既に目に見えてきているのだから。

最後に「近年の作家の収益が低いという話、一部の出版社から原稿料アップの話、そして、出版社外からのウェブトゥーン、作家の募集。これらを関連付ける要素は何か上げて下さい。」をChatGPTに聞いて見て、noteのAIに文末をまとめて貰いました。

ChatGPTより

以上、作家業界の収益低迷、出版社の原稿料アップ問題、そしてウェブトゥーンや作家募集の増加といった話題についてまとめました。作家業界に限らず、今後も様々な産業で変化や課題が生じることは避けられません。しかしこのような変化こそが、新しい可能性を生み出すチャンスでもあるのです。この記事から得られる学びを活用し、より魅力的な作品やビジネスの創出につなげていただけると嬉しいです。引き続き、noteの更新や作家業界の情報収集にお役立てください。(AIアシストより)


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